プライマリケア

薬剤師への切なるお願い~その2、抗菌薬編~

2020年2月21日 日経メディカル Online プライマリケア

 薬剤師に言いたいことがたくさんある。 今回はその2回目でテーマは「抗菌薬」。前回(関連記事:薬剤師への切なるお願い~かぜ薬編~)述べたかぜ薬や咳止めはOTC薬であるから、薬の特徴や注意点を説明しどの薬を選択するかは薬剤師(と顧客)が決めるのに対し、抗菌薬は医師が処方を行い、薬剤師は「調剤」を担当することになる。「調剤」は広義にはその薬の説明も含まれるという考えに異論はないだろう。

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【動画】薬なしに花粉症の症状を軽減させるには

2020年2月19日 日経メディカル Online プライマリケア

 花粉症シリーズ、第2回は理論編です。40年間スギ花粉症と付き合い続ける國松氏が自身の経験も交えながら、まずは薬を使わずに症状を軽くするためのノウハウを解説します。(5分17秒)

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今後医療機関が気を付けるべきこと

2020年2月18日 日経メディカル Online プライマリケア

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の臨床像がおおむね分かってきました。敵を知ることで戦い方も見えてきます。そのための封じ込め(時間稼ぎ)でしたから、まずは発生初期における目的に至ったと言えます。次は流行の立ち上がりに向けて、それぞれが必要な備えを取る段階になります。もはや、流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました(やれることはやるべきですが)。むしろ、重症化する人を減らし、とくに新型コロナウイルスに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです。 

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【動画】活動時に続く咳

2020年2月14日 日経メディカル Online プライマリケア

 今回横井先生に演じていただいたのは、起きているときにだけ起こる発熱や鼻汁のない咳です。(2分36秒)

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【動画】患者満足度を高める花粉症治療のすすめ

2020年2月12日 日経メディカル Online プライマリケア

 今回から新シリーズです。2月に入り、いよいよスギ花粉の飛散が始まりました。花粉症の症状を訴える患者さんをどうすれば満足させられるのか。國松流の花粉症診療の質の上げ方、今回はイントロダクションです。(3分7秒)

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血糖コントロールを改善する魔法の質問

2020年2月10日 日経メディカル Online プライマリケア

 さて、このような場合、どのように診療を進めればよいでしょうか?まず、うっかり陥りがちな、bad practiceを見てみましょう。◎bad practiceA医師:(これ以上の血糖コントロールの悪化は糖尿病性ケトアシドーシス[DKA]や高浸透圧高血糖症候群[HHS]などの糖尿病急性合併症を引き起こすリスクがある。また、悪性疾患や膵疾患などの血糖コントロール悪化の原因となるような合併症がないかどうかの精査を行う必要がある。よし、血糖コントロールと精査目的で、近くの病院に入院をお願いしよう。)A医師:今日は血糖がだいぶ高いですね。このままじゃ大変なことになってしまいますよ※。とりあえず紹介状を書くので、病院に行って

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新型コロナ感染症を診る専門外来を設置へ

2020年2月4日 日経メディカル Online プライマリケア

 厚生労働省は2020年2月1日、新型コロナウイルス感染症の国内での感染拡大に対応するため、2月上旬をめどに2次医療圏で1カ所以上の「帰国者・接触者外来」を設置することを各都道府県に求める事務連絡を発出した。 帰国者・接触者外来の設置を求められた医療機関は、感染の疑いがある人物と他の患者が接触しないように動線や診察室を分け、必要な検査体制を確保し、医療従事者の十分な感染対策を行うことが求められる。

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初期研修医のオリエンテーション、何をする?

2020年1月28日 日経メディカル Online プライマリケア

どの職業でも、入職直後にビジネスマナーや職場での振る舞いといったことを学ぶオリエンテーションが用意されているものです。厚生労働省に入職した友人は、政策立案ワークショップや倫理研修の後、福祉施設や介護現場に赴き、配膳やレクリエーション、食事介助など、1週間の職業体験をしたと言っていました。被災地の自治体の視察をするといった研修もあったそうです。

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【動画】48歳男性。発熱、咳、痰、呼吸困難

2020年1月27日 日経メディカル Online プライマリケア

 太り気味で軟部組織が厚い患者さんのX線写真の読影は、通常以上に難易度が高くなります。1カ月前からの咳、痰、発熱、呼吸困難を訴えて受診された40歳代男性のケースです。(クイズはこちら:医師限定)(8分5秒)

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【動画】5歳児。呼吸困難

2020年1月24日 日経メディカル Online プライマリケア

 今回、横井先生が演じるのは来院前日から「息が苦しい」と訴える5歳児。呼気性喘鳴を示すあの疾患です。横井先生が、症状の軽重に合わせて演じ分け、治療法についても解説します。

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薬剤師への切なるお願い~かぜ薬編~

2020年1月24日 日経メディカル Online プライマリケア

 薬剤師に言いたいことがたくさんある。 といっても薬剤師と喧嘩をしたいわけではないし、研修医の頃にお世話になった薬剤師の先生たちへの恩は今も忘れていない。ベッドサイドで…

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高齢者の心不全、診察室外での一手間が大事

2020年1月14日 日経メディカル Online プライマリケア

 高齢者が心不全の悪化で外来を受診しました。初診のため、患者さんのことはよく分かりません。待合室には患者さんがたくさん待っています。このようなとき、どんなことに注意すればいいのでしょうか?

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外国人医療には英語より「やさしい日本語」?

2020年1月10日 日経メディカル Online プライマリケア

 この連載を始めるきっかけとなったのは僕が代表となって立ち上げた「関西の外国人医療を考える会」である。「門前払いされた」「電話を切られた」などと言って不本意なドクターショッピングを繰り返している外国人の話を聞き、また外国人患者を紹介しようと思ってもかなり多くの医療機関で断られてきた経験から、「もう黙っていられない!」と考えたのだ。そして、そのことを大勢の医療者に伝えたいと思い、日経メディカルに「1本記事を書かせてもらえないか」と相談したところ、「1回だけでなく連載を持ちませんか」とお話をいただきこの連載にいたったという次第である。

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【動画】4歳。睡眠時の大きないびき

2020年1月10日 日経メディカル Online プライマリケア

 今回は4歳児のいびきの鑑別です。寝付きはよく、元気な子だとのことですが…(2分24秒)

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「スクリーニング」で入退院支援の必要性を見極めよう

2020年1月10日 日経メディカル Online プライマリケア

入院患者の中から、今後の生活で何らかの支援が必要と思われる患者を抽出することを「スクリーニング」といいます。ポイントは、退院後も継続する医療を予測し、入院前の生活背景を踏まえて、入院が決まった段階でスクリーニングすること。今回は、このスクリーニングの活用について、予定入院・予定外入院を例に考えてみましょう。

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【動画】57歳男性。息切れ

2020年1月6日 日経メディカル Online プライマリケア

 3カ月前からの息切れを理由に受信された患者さんのケースです(クイズはこちら:医師限定)。近医では特発性肺線維症(IPF)と診断されていますが、胸部X線写真から皆さんはどのような疾患を考えますか?(8分53秒)

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【動画】「かぜに抗菌薬はダメ」もう一つのワケ

2019年12月18日 日経メディカル Online プライマリケア

 薬疹は避けられないものですが、一方で医師にとっても患者にとっても単なるトラブル。「薬疹によるトラブルを回避するための工夫」の2回目は「薬疹を起こしやすい患者像」がテーマです。(5分18秒)

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【動画】20歳代男性。息切れ

2019年12月9日 日経メディカル Online プライマリケア

 3日前から息切れと発熱があり、鎮咳薬、抗菌薬(レボフロキサシン)で改善しなかった症例です(クイズはこちら:医師限定)。胸部X線写真上、どこに異常があるか、お気付きでしょうか?(4分28秒)

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入退院支援の「技術」を身に付けよう!

2019年11月26日 日経メディカル Online プライマリケア

患者にとって必要な医療・看護・介護が切れ目なくつながる──。この仕組みで看護師に求められていることの1つが、住み慣れたわが家を中心とした地域で暮らし続けるための支援です。第1回では序論として、予定入院・予定外入院を例に、入退院支援の流れとポイントについて押さえていきましょう。

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患者からのクレームが絶えない診療所

2019年11月22日 日経メディカル Online プライマリケア

 前回は、患者数が少なく牧歌的とも言える開業当初の頃の思い出を述べた(関連記事:「開業直後の診療所を受診するな」に思うこと)。この頃は運営上の「赤字」を補填するため、夜間や土日に救急外来でアルバイトをせざるを得なかったが、クリニックでの診療は1人の患者に十分な時間を取ることができ、スタッフと話せる時間も長く、医師の僕だけでなく、看護師、受付スタッフみんなの満足度が高かった。

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【動画】咽頭の観察で判断する?

2019年11月20日 日経メディカル Online プライマリケア

 今回もかぜ診療の続きです。第8回では舌圧子を使わない喉の診察について紹介しました。今回は「咽頭を観察することですぐにかぜと判断する」を解説します。(3分14秒)

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「開業直後の診療所を受診するな」に思うこと

2019年11月8日 日経メディカル Online プライマリケア

 例えばレストランをオープンしたとして何のPR活動をしなかったとすれば集客は見込めないだろう。しかし医療機関の場合は「需要>>供給」なのだから、わざわざPRをする必要はなく、そのうち口コミで患者数が増えていくだろうと高を括っていた。開業直前に昔からの友達にこういう話をすると「お前の楽観的な性格は昔からよく知ってるけど、そんなんで大丈夫なのか?」と本気で心配された。

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やってよかった「メール相談」

2019年10月25日 日経メディカル Online プライマリケア

 僕が開業した2007年当初は今のようにクリニックのウェブサイトが一般的ではなかった。むしろ「ホームページを作るとドクターショッピングを繰り返している患者が来るから作らない方がいいよ」と忠告してくれる医療者もいたほどだ。こういう助言に対して僕がいつも答えていたのが「だからこそ作るんです!」だった。この連載で述べているように、どこの医療機関を受診していいか分からないという人の力になりたい、というのが開業の動機の1つだった。こういう僕の思いを最も理解してくれたのは大学の総合診療部の医局の先生たちだが、その先生たちからも首をかしげられた方針がある。 

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【動画】最初の1分は“完全降伏”

2019年10月2日 日経メディカル Online プライマリケア

 南多摩病院の國松淳和氏が、自身の外来テクニックを動画で紹介するこのコラム、今回は診察室で患者さんが着席してからのテクニックです。 患者さんはもちろんですが、付き添いの家族に対する気配りはできているでしょうか?(4分45秒)

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爪の大部分が白色に変化するあの所見

2019年9月24日 日経メディカル Online プライマリケア

「手は人生を語る」――。その言葉通り、患者さんの手を観察することで得られる情報は考えられているよりもずっと多く、診断の助けになることも少なくありません。今回の「撮ってお…

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【動画】オッカムの剃刀、ヒッカムの格言、どちらを優先する?

2019年9月20日 日経メディカル Online プライマリケア

 どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。湘南鎌倉総合病院総合内科が主催するオープンケースカンファレンスで、2人の医師が医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療を学んできた湘南鎌倉総合病院臨床教育部長のJoel Branch氏! 3回目も石山氏の病歴聴取が続きます。新たな事実がどんどん分かってきますが、なかなか鑑別までは進みません。(20分32秒:2018年6月収録、肩書は当時)

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【動画】嗄声を訴える76歳男性~米国式外来診療の進め方

2019年9月19日 日経メディカル Online プライマリケア

 どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。湘南鎌倉総合病院総合内科が主催するオープンケースカンファレンスで、2人の医師が医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療を学んできた湘南鎌倉総合病院臨床教育部長のJoel Branch氏! 2回目は1回目の症例に関する解説に続き、医師役と患者役とを交代。石山氏が医師役を務め、Branch氏から病歴聴取を進めていきます。今度は嗄声を訴える76歳の男性です。(19分4秒:2018年6月収録、肩書は当時

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【動画】喉の痛みを訴える38歳男性~英国式外来診療の進め方

2019年9月18日 日経メディカル Online プライマリケア

 どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。2人の医師が、医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療を学んできたJoel Branch氏! 初回はBranch氏が医師役として、石山氏から病歴聴取を進めていきます。喉の痛みを訴える38歳の男性、鑑別は?(29分44秒:2018年6月収録、肩書は当時)

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僧侶が“治療”?タイの薬物依存症対策の実態

2019年9月13日 日経メディカル Online プライマリケア

 過去のコラムで述べたように、僕がGPを目指そうと思ったのは研修医の頃にボランティアで訪れたタイのエイズ施設で出会った欧米のGPに影響を受けたからだが、同時にそのときに経験したエイズという病がその後の人生に大きな影響を与えることになった。その施設で過ごした1週間で、エイズに伴う「不条理さ」に立ち向かっていこうと決意したのだ。

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【動画】外来に求められるものは何?

2019年9月11日 日経メディカル Online プライマリケア

 経験の豊富な医師でも、他の医師の外来の様子を見る機会はなかなかないはず。不明熱・不定愁訴の診療を得意とする南多摩病院の國松淳和氏が、自身の外来テクニックを動画で紹介します。第1回は國松氏の外来哲学について。外来で求められるもの、逆に期待できないものとは――。

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元病院薬剤師を迎え入れた診療所院長の狙いとは

2019年8月27日 日経メディカル Online プライマリケア

川崎市多摩区の多摩ファミリークリニックには、「調剤業務を行わない薬剤師」が在籍している。病院では、調剤ではなく処方設計などで医師をサポートする薬剤師が増えてきているが、診療所では先駆的な試み。このような薬剤師は、診療所医師にどんなメリットをもたらすのだろうか。

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「それは精神的な問題です」と内科医が言うとき

2019年8月23日 日経メディカル Online プライマリケア

 当院の総合内科の外来には、実に様々な方がやってきます。私の場合、初診外来に出ると、1日に12人程度の初診患者を担当するのですが、半数は紹介患者、半数は直接受診される患者で…

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プライマリ・ケア連合学会の新専門医の詳細が明らかに

2019年8月8日 日経メディカル Online プライマリケア

 日本プライマリ・ケア連合学会は、かねて発表していた総合診療専門医に関するサブスペシャルティ専門医の概要を7月の理事会で了承、2020年4月の研修開始に向けてプログラム責任者向けに公表した。質の高い専門医制度を新設することで、総合診療領域を目指す専攻医のキャリア支援を目指す。

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ババシャツを脱がさないで

2019年7月12日 日経メディカル Online プライマリケア

 実はホスピスの仕事を辞めてからかなり時間が経っている。ホスピスを辞めてからは、何もしないで気楽に過ごしたり、緩和ケアチームを手伝ったりしていたが、この春から都会を離れ…

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特効薬がない緊張型頭痛こそ漢方の活用を

2019年6月24日 日経メディカル Online プライマリケア

緊張型頭痛は一次性頭痛の中で最も多いとされているが、特効薬が存在せず、有効性が認められている鎮痛薬も薬物乱用頭痛のリスクが懸念されている。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、緊張型頭痛に対する漢方薬の使い方について解説する。

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総合診療のキャリアパスをどうつくる?

2019年6月21日 日経メディカル Online プライマリケア

 総合診療を行いたいと考えている医学生や初期研修医の多くは、どのようなキャリアパスを描いたらいいのか悩んでいるのではないだろうか。まずは、僕の総合診療に対する意見をまとめてみたい。そもそも、昔からプライマリ・ケアや家庭医療、総合診療など似たような言葉を様々な立場の人が様々な場面で使うものだから、医療者の間でさえも総合診療は分かりにくいものだった。

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片頭痛に効く漢方「呉茱萸湯」はどう使う?

2019年5月31日 日経メディカル Online プライマリケア

西洋薬が無効な頭痛に対し、漢方薬が効くことがある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛に対する漢方薬の考え方、使い方について解説する。

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無借金・超軽装で開業に伴うリスクを回避

2019年5月29日 日経メディカル Online プライマリケア

 ベテラン開業の落とし穴の1つが、過剰投資だ。多額の借り入れを行うと、自身が長期療養せざるを得なくなった場合などに、返済できなくなるリスクがある。そうしたリスクを回避すべく、超低コストで開業した医師のケースを紹介する。

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かかりつけ医機能の在り方を議論

2019年5月17日 日経メディカル Online プライマリケア

 厚生労働省は中央社会保険医療協議会(中医協)総会を5月15日に開催し、2020年度診療報酬改定に向けて、紹介状なく大病院を受診した際の定額負担、かかりつけ医機能、患者への情報提供・相談支援の在り方について議論した。 2016年度診療報酬改定では、紹介状を持たずに「特定機能病院または一般病床500床以上の地域医療支援病院」を受診した場合に選定療養費(初診時5000円・再診時2500円)の徴収を義務づけ、2018年度改定では徴収対象とする地域医療支援病院の要件を「許可病床400床以上」に拡大した。15日の中医協では、患者の受療行動調査(2017年)と平成29年度社会医療診療行為別統計、定額負担調査(施設調査)の結果を踏まえ、選定療

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医師は感謝を期待してはいけない

2019年4月5日 日経メディカル Online プライマリケア

 稲盛和夫氏の「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉を何度も反すうし、開業したいという気持ちに「私心がない」といえないのではないか、と考え始め数カ月悩んだが全く答えは見えてこない。だがあるとき、およそ3カ月ぶりに訪れたタイのエイズ施設でこの問題の「解決の糸口」が見つかった。

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開業するのは誰のため?自分?それとも患者?

2019年3月22日 日経メディカル Online プライマリケア

 研修医1年目の2002年にタイのエイズ施設で見た光景は今も目に焼き付いて離れない(関連記事:医療者が病気で患者を差別する日本の今を憂う)。当時のタイにはまだ抗HIV薬がなく、HIV感染は文字通り「死に至る病」だった。2年後の2004年には長期滞在するつもりで同じ施設を訪れた。諸事情から当初の予定よりも早く帰国することになったのだが、その後も2~3カ月に一度はタイを訪れていた。

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高齢者の尿路感染症には速やかな抗菌薬が有効

2019年3月19日 日経メディカル Online プライマリケア

 薬が効かない耐性菌を減らすために、抗菌薬の処方を減らすための努力が各国で続けられている。英国Imperial College LondonのMyriam Gharbi氏らは、NHSのデータベースを利用した後ろ向きコホート研究を行い、高齢者の尿路感染症(UTI)の場合は、受診日のうちに抗菌薬を処方した方が、60日以内の血流感染と総死亡率を減らせると報告した。結果はBMJ誌電子版に2019年2月27日に掲載された。

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だんまり夫とイライラ妻

2019年3月15日 日経メディカル Online プライマリケア

この仕事をしていて、分かってきたことの1つに、人は変わらない、変われないということがあります。例えば、生活習慣、性格、嗜好……。病気の予防や治療のために変えた方がいいと分かっていても、なかなか変わらない、変えられないことがなんとたくさんあることか。今回は、外来に来られた70代のご夫婦のお話です。

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嗚呼、素晴らしき外来

2019年3月8日 日経メディカル Online プライマリケア

 タイでのボランティアから帰国し、母校の大阪市立大学の総合診療部の門を叩いた僕は、本格的なGPを目指し勉強を開始することにした。だが、予想通り、大学だけでは学びたいことの一部しかできないことをすぐに再認識した。そこで僕は大学の総合診療科の自分自身の外来を週に1回持たせてもらい、あと2日は半日ずつ総合診療科の他の先生の外来を見学し、それ以外の時間は他の診療所や病院に見学に行くこととした。

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何かに依存していることは悪いことか?

2019年2月22日 日経メディカル Online プライマリケア

 私は総合病院に勤務してはいますが、やっていることは基本的にプライマリ・ケアだと思っています。そして、プライマリ・ケアをやっていてつくづく感じることは、「病気」と「何かに依存して生きること」との関係です。

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ランチョン廃止で900万円を失った学会の運営術

2019年2月13日 日経メディカル Online プライマリケア

 2015年に学術大会のランチョンセミナーを廃止した日本プライマリ・ケア連合学会。スポンサーからの収入に頼らずにやりたいことができる学会づくりを目指し、運営面を徹底的に見直してきた。 2015年6月に茨城県つくば市で行われた第6回「日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」。この大会以降、日本プライマリ・ケア連合学会は、年1回開催している学術大会で製薬会社などが協賛するランチョンセミナーを行っていない。

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GPの必須アイテム、それは内診台

2019年2月8日 日経メディカル Online プライマリケア

 総合診療やプライマリ・ケア関連の学会や研究会に参加すると、対象としている患者が高齢者であることが多い。これは僻地だけでなく、人口の多い地域でも同様である。往診や看取りは総合診療の定番のテーマであり、GPのメインストリームは高齢者医療なのかもしれない。

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「英語論文なんて専門医になってから」と思っている人へ

2019年2月6日 日経メディカル Online プライマリケア

 はじめまして。私は、四国・香川県の三豊総合病院という病院に総合診療内科医として勤務しながら、4年前から研修医教育も担当している藤川達也といいます。このコラムでは英語論文投稿、その中でもクリニカルイメージの投稿に関する記事をお届けしたいと思います。

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「英語論文なんて専門医になってから」と思っている人へ

2019年2月6日 日経メディカル Online プライマリケア

 はじめまして。私は、四国・香川県の三豊総合病院という病院に総合診療内科医として勤務しながら、4年前から研修医教育も担当している藤川達也といいます。このコラムでは英語論文投稿、その中でもクリニカルイメージの投稿に関する記事をお届けしたいと思います。

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急増する外国人患者の受診支える医療通訳

2018年1月16日 日経メディカル Online プライマリケア

 我が国の在留外国人数は、現在の形式で統計を取り始めた2012年以降、一貫して増え続けており、しかも近年の伸びが著しい。

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