代謝・内分泌

2型糖尿病患者でもFGMはそこそこ有効

2020年2月14日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日常診療で成人2型糖尿病患者にフラッシュグルコースモニタリングシステム(FGM)を使用したところ、12カ月時点でのHbA1cはFGM非使用群との間に有意差を認めなかったが、6カ月時点でのHbA1cや12カ月時点の測定で血糖値が目標範囲に収まっていた時間の割合は有意に改善した。オーストラリアで行われたGP-OSMOTIC試験の結果で、Lancet Diabetes and Endocrinology 2020年1月号に掲載された。

More

「余命1年ではスタチン中止は選択肢の1つ」

2020年2月4日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日本医師会は、1月29日、「超高齢社会におけるかかりつけ医のための適正処方の手引き(4)脂質異常症」を公表した。これまで「安全な薬物療法」「認知症」「糖尿病」の3テーマで適正処方の手引きを出しており、今回で4つ目となる。 手引きでは、高齢者では成人に比べ動脈硬化性疾患の発症リスクが高く、脳血管障害、冠動脈疾患発症後の予後が不良であること、また要介護状態となるリスクも高いこと、加えて、フレイルや甲状腺機能低下症などの合併により脂質異常症の発症リスクが高まるため、高齢者においても、動脈硬化性疾患の一次予防、二次予防に向けて脂質異常症を適切に管理することは極めて重要であるとする。 治療に関しては

More

SGLT2阻害薬は痛風発症率を下げる

2020年2月3日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 米国Harvard大学医学部のMichael Fralick氏らは、新たに2型糖尿病の治療を開始した患者を対象に、SGLT2阻害薬を使い始めた患者とGLP1受容体作動薬を使い始めた患者を比較するコホート研究を行い、SGLT2阻害薬の方が治療開始後に痛風を新規発症する患者の割合が低かったと報告した。結果はAnn Intern Med誌2020年1月14日号に掲載された。

More

SU薬:グリメピリドの首位変わらず

2020年2月1日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、SU薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、74.1%の医師がグリメピリド(商品名:アマリール他)と回答した。 第2位のグリクラジド(グリミクロン他)は11.6%、第3位のグリベンクラミド(オイグルコン、ダオニール他)は10.5%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。 図には示していないが、第4位はアセトヘキサミド(ジメリン)で2.3%、第5位はグリクロピラミド(デアメリン)で1.3%、第6位はクロルプロパミド(クロルプロパミド)で0.2%だった。

More

GLP1作動薬とSGLT2阻害薬は食欲にどう影響するか

2020年1月31日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 強化インスリン療法にGLP-1受容体作動薬を併用した場合、食欲が抑えられ食嗜好も好転する傾向が見られる一方、SGLT2阻害薬では食欲が増進し食嗜好には変化がなかったことを、2020年1月24~26日に京都市左京区で開催された第23回日本病態栄養学会で、坂出市立病院(香川県坂出市)糖尿病センター糖尿病内科部長の大工原裕之氏が発表した。

More

数理糖尿病学とは何か?

2020年1月16日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

数理糖尿病学というのは私が創成した分野ですが、数学的な手法を用いて糖尿病を研究する分野のことです。このような研究を始めたきっかけは、1990年頃からHbA1cに関する臨床研究を始めたことにあります。

More

経口GLP1薬対SGLT2阻害薬、直接対決の結果は

2020年1月15日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 GLP-1受容体作動薬のセマグルチド経口薬を2型糖尿病患者に26週間投与し、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンと比較したところ、HbA1cの減少量は経口セマグルチドの方が有意に大幅だったが、体重減少に有意差はなかった。結果はDiabetes Care 2019年12月号に掲載された。

More

SGLT2阻害薬、GLP1作動薬の推奨が米で拡大

2019年12月23日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 米国糖尿病学会(ADA)は12月20日、「糖尿病の標準治療2020年版」(Standards of Medical Care in Diabetes-2020)を発表した。同文書は米国における糖尿病の診療ガイドラインと位置付けられるもので、ADAが毎年改訂している。2020年版では、この1年間に発表されたエビデンスに基づき糖尿病治療薬の選択アルゴリズムを一部改めたほか、患者が増加している罹病期間の長い高齢1型糖尿病に関する解説を加え、また持続血糖測定(CGM)やインスリンポンプとCGMのシステム化など急速に技術革新が進行しているデバイス関連の推奨の更新などを行った。

More

トルリシティがシェア拡大、ビクトーザ突き放す

2019年12月21日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、GLP-1受容体作動薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、67.4%の医師がデュラグルチド(商品名:トルリシティ)と回答した。 第2位のリラグルチド(ビクトーザ)は20.9%、第3位のエキセナチド(バイエッタ、ビデュリオン)は8.5%、第4位はリキシセナチド(リキスミア)で3.2%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。 デュラグルチドの発売は、2015年9月。GLP-1受容体作動薬の第1回調査(2015年1月)の時点では発売されていなかったが、第2回調査(2016年7月)では2位(22.8%)にランクインし、第3回調査(2017年12月)で1位(55.5%)に。

More

母親の糖尿病は子の心血管リスクに関連する

2019年12月18日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 妊娠中に糖尿病だった母親から生まれた子は、糖尿病ではない母親の子に比べ、40歳までに心血管疾患(CVD)を発症するリスクが高いことが示唆された。デンマークAarhus大学病院のYongfu Yu氏らは、同国で生まれた子供たちを40年間追跡するコホート研究を行い、結果をBMJ誌電子版に2019年12月4日に報告した。

More

メタボの解消は本当にリスクを減少させるか?

2019年12月11日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 韓国Seoul大学医学部のSehoon Park氏らは、メタボリックシンドローム(MetS)の状態変化が主要な有害心血管イベント(MACE)のリスクに与える影響を検討するために、韓国のナショナルコホートによる研究を行い、MetSを新たに発症した人はMACEリスクが増加し、MetSが改善した人はMACEリスクが減少したことを確認したと報告した。結果はAnn Intern Med誌電子版に2019年11月26日に掲載された。

More

メトホルミン含有製剤のNDMA分析を指示

2019年12月11日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 厚生労働省は2019年12月9日、メトホルミン含有製剤(商品名メトグルコ他)を製造販売する製薬会社に対してメトホルミンの原薬およびこれを含有する製剤における発癌物質のN-ニトロソジメチルアミン(NDMA)分析を行うよう指示した。 これはシンガポールで、メトホルミン塩酸塩を含有する製剤からNDMAが検出されたことを受けた予防措置。厚労省は今後、分析結果等を踏まえながら必要な措置を講じる予定だ。 厚労省は、製造販売会社に対して、NDMAの混入リスクの有無およびその根拠、原薬の分析結果が得られる時期のめどを19年12月27日までに報告するよう求めている。 現時点で、日本国内のメトホルミン含有製剤からNDMAは検

More

リファンピシンは下肢切断リスクを減らす

2019年12月9日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 米国VA Northeast Ohio Healthcare SystemのBrigid M. Wilson氏らは、退役軍人を対象とするコホート研究を行い、糖尿病性足潰瘍が進行して骨髄炎を発症した患者の抗菌薬レジメンにリファンピシンを加えると、2年後までの死亡または下肢切断のリスクが有意に低下すると報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年11月22日に掲載された。

More

HbA1cの個人差を解き明かす「数理糖尿病学」誕生秘話

2019年11月22日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことある…

More

糖尿病なら忘れてはいけない災害対策6カ条

2019年11月12日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 最近、カリフォルニア州で山火事が相次いでいる。まさに、地球温暖化の影響を目に見える形で経験しているわけだ。昨年85人の死者を出した、同州北部の街パラダイスでの火事の原因は、電気会社PG&Eの機械のメンテナンス不足による発火だった。 今年10月もひどい火事続きの月だった。日照りと干ばつで大地が乾ききっている上、昨年の火事と同様、古い電線や機械が未だに修理されていないため、各地で火事が発生する危険性がある。

More

トラゼンタ、テネリアが着実にシェアを伸長

2019年11月9日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、DPP-4阻害薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、42.0%の医師がシタグリプチンリン酸塩水和物(商品名:グラクティブ、ジャヌビア)と回答した。 第2位のリナグリプチン(トラゼンタ)は20.5%、第3位のテネリグリプチン臭化水素酸塩水和物(テネリア)は9.6%、第4位のアログリプチン安息香酸塩(ネシーナ)は9.1%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。 図には示していないが、第5位以下は次の通り。・ビルダグリプチン(エクア)  7.7%・アナグリプチン(スイニー)  5.0%・サキサグリプチン水和物(オングリザ)  3.6%…

More

ガイドラインにもお国柄あり?

2019年10月18日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

私がPMDAに在職していた2007年、3.4年だったドラッグ・ラグは、その10年後には0.4年とほぼ消失しました。

More

2型糖尿病は最初から併用療法を行うべき?

2019年10月9日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 英国Oxford大学Harris Manchester CollegeのDavid R Matthews氏らは、2型糖尿病と診断された患者に最初にメトホルミンを単剤投与する標準治療に比べ、当初からメトホルミンとDPP-4阻害薬のビルダグリプチンを併用すると、長期にわたって血糖コントロールを持続できる患者の割合が多いと報告した。結果はLancet誌電子版に2019年9月18日に掲載された。

More

糖尿病網膜症診療ガイドラインの概要を提示

2019年10月7日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 第25回日本糖尿病眼学会総会(会期:9月27~28日、開催地:大阪市)で開催されたシンポジウム「今後知っておくべき“糖尿病網膜症診療ガイドライン”」で、糖尿病網膜症診療ガイドラインのアウトラインが紹介された。過去に2回、作成に着手されたが形式などを巡り合意が得られず、完成に至らなかったという。今回は本学会前理事長の小椋祐一郎氏(名古屋市立大学医学部眼科学教授)の発案で、愛知医科大学眼科学教授の瓶井資弘氏を委員長に3年前から編集が進められ、やっと最終案が学会員に公開された。現在、パブリックコメント募集が終了する段階にあり、来年早々には日本眼科学会雑誌に発表の予定だ。

More

CKD合併糖尿病患者には積極的な眼底検査を

2019年10月4日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 CKD重症度分類の蛋白尿区分(A区分)とGFR区分(G区分)はどちらも糖尿病網膜症の合併頻度や重症度と関連があり、糖尿病を原疾患とするCKDの診断基準となるA2(微量アルブミン尿)またはG3(GFR 30~59mL/分/1.73m2)の段階で、既に3割の糖尿病患者が網膜症を合併していた。この結果から「CKDの診断基準に該当する糖尿病患者では積極的な眼底検査が推奨される」と、きだ内科クリニック(京都府城陽市)院長の紀田康雄氏らが第25回日本糖尿病眼学会総会(会期:9月27~28日、開催地:大阪市)で報告した。

More

90秒でHbA1cを測定できる装置がやってきた

2019年9月20日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 外来診察室に入ってきた糖尿病患者に声を掛ける前に指先から採血すれば、問診中にその日のHbA1c値が出るため、その結果をすぐに患者指導に反映することができる。そんな外来を実現できる新しいグリコヘモグロビン分析装置が発売された。

More

今日からできる!正しいHbA1c値の使い方

2019年8月29日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

血液疾患治療は新薬の登場で新たな進歩を遂げている。さらに遺伝子操作などの最先端技術は血液細胞を改造し、新しい治療法を生み出し始めた。本特集では、血液にまつわる最新技術を紹介する。

More

経口GLP-1薬は糖尿病治療に革命を起こすか

2019年8月22日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 2019年7月、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬セマグルチドの経口薬が、2型糖尿病を適応に日本でも承認申請された。従来、ペプチドであるGLP-1受容体作動薬には注射薬しか存在せず、経口製剤化は初めて。糖尿病薬物治療にどのような変革をもたらすのだろうか。

More

SGLT-2阻害薬は尿路感染症を増やさない?

2019年8月22日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 米国Harvard大学医学部のChintan V. Dave氏らは、米国の民間医療保険データベースを利用して、SGLT2阻害薬の使用を開始した2型糖尿病患者と、DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬の使用を開始した患者の重度の尿路感染症(UTI)リスクを比較するコホート研究を行い、SGLT2阻害薬はUTIリスクを増加させていなかったと報告した。結果は、Ann Intern Med誌電子版に2019年7月30日に掲載された。

More

1型糖尿病へのSGLT2阻害薬、ケトアシドーシスに注意

2019年8月22日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日本糖尿病学会は2019年8月、3年ぶりにSGLT2阻害薬の適正使用に関する Recommendationを改訂した。ケトアシドーシスのリスクを踏まえ、1型糖尿病患者への使用を注意喚起している。  2018年12月にスーグラ(一般名イプラグリフロジンL-プロリン)、2019年3月にフォシーガ(ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物)が成人1型糖尿病患者におけるインスリン製剤との併用療法での適応を取得した。しかし(1)ケトアシドーシスのリスク増加が報告されている、(2)海外で成人1型糖尿病への適応申請に対し、欧州医薬品庁(EMA)では、BMIが27kg/㎡以上に限定した承認であり、米食品医薬品局(FDA)では承認が見送られた――ことを受けて、1型

More

SGLT2阻害薬に新効能! 心・腎保護薬へ

2019年8月15日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

糖尿病治療薬として開発されたSGLT2阻害薬。心血管イベントのリスク抑制に加え、最近になり腎機能低下の抑制効果も確認された。血糖降下薬から心不全予防も含めた心・腎保護薬に、SGLT2阻害薬の位置付けが変わろうとしている。

More

The Lab 001

2019年8月8日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 カートリッジをセットしてから約90秒で検査結果が得られる糖尿病検査装置。微細加工技術を応用して開発した専用の試薬カートリッジ「The Lab 001 A1C HD」(25個セット1万2250円[税抜き」…

More

いつまで続ける? スライディングスケールでのインスリン量調節

2019年8月6日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

77歳男性。3週間前に脳梗塞を発症し、病院で緊急手術が行われた。入院時の血液検査で糖尿病が指摘された。「術後はスライディングスケール法でインスリンを投与してきた。病状も安定してきたのでそろそろ退院が見込まれるが、退院後もスライディングスケール法を続けるべきだろうか」。

More

いつまで続ける? スライディングスケールでのインスリン量調節

2019年8月6日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

77歳男性。3週間前に脳梗塞を発症し、病院で緊急手術が行われた。入院時の血液検査で糖尿病が指摘された。「術後はスライディングスケール法でインスリンを投与してきた。病状も安定してきたのでそろそろ退院が見込まれるが、退院後もスライディングスケール法を続けるべきだろうか」。

More

ジャディアンスがごぼう抜きで首位奪取

2019年8月5日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、SGLT2阻害薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、29.3%の医師がエンパグリフロジン(商品名:ジャディアンス)と回答した。 第2位のダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(フォシーガ)は21.4%、第3位のイプラグリフロジン L-プロリン(スーグラ)は20.2%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。 図には示していないが、第4位はカナグリフロジン水和物(カナグル)で16.5%、第5位トホグリフロジン水和物(アプルウェイ、デベルザ)で7.5%、第6位ルセオグリフロジン水和物(ルセフィ)で5.1%だった。

More

国内初、インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合注射製剤

2019年7月26日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 2019年6月18日、糖尿病治療薬インスリン デグルデク/リラグルチド配合注射製剤(商品名ゾルトファイ配合注フレックスタッチ)の製造販売が承認された。適応は「インスリン療法が適応となる2型糖尿病」、用法用量は「成人、初期は1日1回10ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして10単位/0.36mg)を皮下注。1日50ドーズを超えない範囲で適宜増減し、注射時刻は原則として毎日一定とする」となっている。

More

放射性ヨウ素内用療法は癌死亡を増やすか?

2019年7月22日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 放射性ヨウ素内用療法(RAI)は1940年代から、甲状腺機能亢進症の治療に広く用いられてきた。米国立癌研究所(NCI)のCari M. Kitahara氏らは、RAIを受けた患者を平均26年、最長68年追跡した…

More

イニシンク、僅差でエクメットを上回り首位に

2019年7月20日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、糖尿病治療薬用配合剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、23.5%の医師がアログリプチン安息香酸塩・メトホルミン塩酸塩配合剤(商品名:イニシンク)と回答した。 第2位のビルダグリプチン・メトホルミン塩酸塩配合剤(エクメット)は23.2%、第3位のテネリグリプチン臭化水素酸塩水和物・カナグリフロジン水和物配合剤(カナリア)は13.4%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。

More

糖尿病医療費を適正化するための薬剤選択とは?

2019年7月8日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 このコラムでは、厚生労働省のウェブサイトで公開されている「NDBオープンデータ」を用いて、医療の実態を「都道府県別」に見ていきます。シリーズ最終回になる今回、注目するのは…

More

SGLT2阻害薬とDPP4阻害薬の併用で尿蛋白減少

2019年6月21日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 中等度から重度の慢性腎臓病(CKD)を合併する2型糖尿病患者に、レニン・アンジオテンシン系阻害薬とともにSGLT2阻害薬ダパグリフロジンとDPP-4阻害薬サキサグリプチンを併用投与したところ、血糖降下に加えて尿中アルブミン排泄量減少も認められた。結果はLancet Diabetes Endocrinol誌6月号に掲載された。

More

経口可能なGLP1作動薬、心血管リスク増加せず

2019年6月17日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 「経口セマグルチドは心血管リスクを増やすことなく、安全性プロファイルは他のグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬と同等だった」。第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、…

More

さらに新機能が搭載!インスリンポンプの進化形

2019年6月17日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 インスリンポンプを製造する会社はいくつかあるが、2017年にAnimas社が倒産して以降、競合している最大手といえばTandem社とMedtronic社の2社だろう。 Medtronic社は、業界初の「クローズド・ループ・システム」を開発したが、前回紹介したように、その“自動運転”式インスリンポンプである「ミニメド670G」の発売開始当初は、皮下グルコース値を測定するCGMセンサーでの問題が相次いだ。

More

DPP-4阻害薬とSU薬の直接対決、その勝者は?

2019年6月14日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 DPP-4阻害薬リナグリプチンの心血管安全性をSU薬グリメピリドと比較したCAROLINA試験の結果が、第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、6月7~11日、開催地:サンフランシスコ)で発表された。心血管安全性に関してリナグリプチンはグリメピリドに比べ非劣性の証明にとどまったが、低血糖のリスクは3分の1に抑えられた。

More

デュラグルチドで心血管リスク12%減少

2019年6月12日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 グルカゴン様ペプチド(GLP)1受容体作動薬であるデュラグルチドの投与により、2型糖尿病患者の心血管リスクが12%有意減少したと、カナダ・マクマスター大学のHertzel C Gerstein氏らREWIND試験の研究グループが第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、6月7~11日、開催地:サンフランシスコ)で発表した。

More

持続血糖測定の管理目標に国際統一指針

2019年6月11日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 持続血糖測定(CGM)による血糖コントロールの指針が新たに作成され、11日までサンフランシスコで開催されていた第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、会期:6月7~11日)でスロベニア・リュブリャナ大学小児病院のTadej Battelino氏らが発表した。ADA、欧州糖尿病学会(EASD)、米欧の糖尿病療養指導士の団体などが承認済みで、国際的なコンセンサスに基づいた推奨とうたっている。

More

目の前にある「臨床イナーシャ」

2019年6月10日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 最近、生活習慣病領域で「clinical inertia」という言葉を聞くようになった。最初に私がその言葉に接したのは、米国糖尿病学会(ADA)と欧州糖尿病学会(EASD)が2018年に発表した「2型糖尿病の血糖管理に関するコンセンサス・リポート」だ(関連記事)。

More

ビタミンD補充で2型糖尿病の発症予防はできず

2019年6月10日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 ビタミンDの補充によって2型糖尿病の発症予防が可能かを検証したD2d試験の結果が、第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、6月7~11日、開催地:サンフランシスコ)で米タフツ大学のAnastassios G. Pittas氏を代表とする研究グループにより発表された。2型糖尿病の発症リスクはビタミンD投与群で12%減少したものの、有意ではなかった。

More

カナグリフロジンは糖尿病患者の腎不全を抑制

2019年6月6日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 オーストラリアNew South Wales大学のVlado Perkovic氏らは、経口SGLT2阻害薬であるカナグリフロジンを用いた二重盲検のランダム化試験CREDENCEを実施し、腎疾患のある2型糖尿病患者にカナグリフロジンを投与すると、プラセボに比べ、腎不全と心血管イベントのリスクが有意に低下したと報告した。結果はNEJM誌電子版に2019年4月14日に掲載された。

More

SGLT2阻害薬使用者ではフルニエ壊疽に注意

2019年5月31日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 2018年に米食品医薬品局(FDA)は、稀だが緊急を要する、尿路の壊死性感染症であるフルニエ壊疽(FG)とSGLT2阻害薬の関係について、警告を発した。FDAのSusan J. Bersoff-Matcha氏らは、FDAが収集している有害事象報告から、糖尿病で、SGLT2阻害薬または他の血糖降下薬を使用中にFGを発症した症例に関する情報を検討して、Ann Intern Med誌電子版に2019年5月7日に報告した。

More

糖尿病患者の循環器合併症予防する指針案提示

2019年5月30日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 第62回日本糖尿病学会年次学術集会(5月23~25日、開催地:仙台)で、日本循環器学会と日本糖尿病学会が共同編集している「糖代謝異常者における循環器病の診断・予防・治療に関するコンセンサスステートメント」のアウトラインが公表された。糖尿病治療薬の選択に関しては、「患者ごとの病態に合わせた選択」という現状の我が国のガイドラインに準拠しつつ、心不全の既往があるまたは心不全のリスクが高い患者に対してはSGLT2阻害薬の投与検討を推奨した。今後、両学会会員や関連学会の意見集約を経て、今夏から秋に発表される予定だ。

More

大災害時の糖尿病管理には平時からの備えが必須

2019年5月29日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 仙台で開催されていた第62回日本糖尿病学会年次学術総会において5月24日、日本糖尿病学会と国際糖尿病連合西太平洋地区会議(IDF-WPR)、アジア糖尿病学会(AASD)の3団体は連名で、大規模災害時の糖尿病管理に関して日常からの備えの重要性を社会に積極的に啓発していくことをうたった「仙台宣言2019」を発表した。

More

重症低血糖から10日以内はACSリスクが上昇

2019年5月28日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 重症低血糖を起こした糖尿病患者がその翌日から10日以内に急性冠症候群(ACS)を発症するリスクは、11日以降に比べ約4倍も上昇することが明らかになった。レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いた解析で、奈良県立医科大学糖尿病学講座の西岡祐一氏らが第62回日本糖尿病学会年次学術集会(5月23~25日、開催地:仙台)で発表した。

More

患者の治療意欲高める薬局薬剤師の介入とは?

2019年5月24日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 「お薬は忘れずに飲んでください」「摂取カロリーに気を付けて」――。糖尿病患者が薬局で薬を受け取る際、薬剤師から療養指導を受ける機会があるが、このような通り一遍の内容に終始しているケースが少なくない。薬局薬剤師が糖尿病患者に対してどのような療養支援を行うと効果的なのか。薬剤師がより踏み込んだ介入を行うため、そうしたエビデンスを構築するための研究が、最近各地で進んでいる。

More

トルリシティの重大な副作用に重度の下痢、嘔吐が追記

2019年5月17日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

2019年4月17日~5月8日における主な改訂情報をお知らせします。トルリシティ(一般名デュラグルチド[遺伝子組換え])の重大な副作用に「重度の下痢、嘔吐」が追記されました。これは、グルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬の重大な副作用として初めての記載となります。

More

意外と苦労の多い“自動運転”インスリンポンプ

2019年5月16日 日経メディカル Online 代謝・内分泌

 米国では、Medtronic社が2017年に「ミニメド670G」という新しいインスリンポンプを発売した(写真1)。腹部などに装着したセンサーを用いて皮下組織の間質液中のグルコース濃度を常時測定するリアルタイムCGM「ガーディアン」と連結して、アルゴリズムが患者個人の血糖変動パターンを学習。血糖値が規定の値以下に下がりそうなときにはインスリン注入を止め、血糖値が上昇するときには増やしてくれる。こうした「Hybrid Closed Loop」と呼ばれる最も自動化が進んだポンプとしては、市場で唯一FDAの認可が下りている製品である。

More

« Previous Posts