医師の職場環境

パワハラが横行!医療現場ならではの落とし穴

2020年9月9日 日経メディカル Online 医師の職場環境

「パワハラ防止」のための実効的な体制をつくる際に、特に意識したいポイントは「パワーハラスメントが発生した際に、パワーハラスメントを受けた人が気軽に相談できるようにする」ことです。組織が行うべき3つのことの1つが、「事業主の方針等の明確化と周知」。医療機関においては、「たとえ患者の生命を左右するような緊迫した場面であっても、パワーハラスメントに該当するような行為は行ってはならない」ことも周知したいところです。

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医師の生涯収入は何億円?

2020年8月14日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 医師の生涯収入っていくらかご存知ですか? 2億円? 3億円? それとも5億円? 平均的なサラリーマンよりは高いんだろうなぁと思いつつ、データを持ち合わせていない人が多いのではないでしょうか。 まず、賃金構造基本統計調査の最新データによると、男性医師の平均年収は約1220万円、女性医師の平均年収は約998万円とされています(表1)。女性の数値が低いのは、パートタイムのドクターも含めているからでしょうか。ちなみにこれは、事業規模が10人以上の病院を対象にしています。そのため開業医ではなく、勤務医を想定してもらうとよいでしょう。

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新たな仲間と「女性の働き方改革」目指す救クリ

2020年8月13日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 8月に入っても、新型コロナウイルスの勢いは収まらないどころか、緊急事態宣言が発令されていた時よりも感染者数が増加しており、救クリもてんやわんやになってきました。救クリの10周年記念パーティーは中止になってしまいましたが、それでもどうにか合間を縫って、このほど救クリに赴任してくれた重松咲智子先生(関連記事:救クリに新たな仲間!「個」が生きる救急に憧れ)の歓迎と、年始から走り抜けてきたスタッフの慰労のため、上原院長が数カ月遅れのつつましやかな歓迎会を企画しました。

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こんな言い方は「パワハラ」に当たる?

2020年8月12日 日経メディカル Online 医師の職場環境

2020年6月1日に「改正労働施策総合推進法」、いわゆる「パワハラ防止法」が施行されたことをご存じでしょうか? この「パワハラ防止法」によって、事業主には職場でのパワーハラスメント防止のために「雇用管理上必要な措置を講じること」が義務付けられました。新型コロナウイルス関連のニュースに隠れてしまったような印象を受けますが、私たちが働く上で重要な情報になりますので、今回はこの「パワハラ防止法」についてご紹介しつつ、それを踏まえて医療機関においてパワーハラスメントにどのように取り組んでいったらよいのか、そのヒントとなることを書いてみたいと思います。

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憂き世を浮世に変えたご先祖様に癒される展覧会

2020年7月18日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 浮世絵の「浮世」という言葉の語源をご存じだろうか。 つらいことの多い世の中を意味する「憂き世」だ。江戸時代、憂き世の厭世的な思想ではなく、今を楽しもうという「浮世」という言葉が使われるようになり、さらに、その浮世を現した絵画として「浮世絵」が誕生したという。“浮世”絵ではあるが、快楽主義に終始せず、「粋」や「洒落」を追求し、高い芸術性も有する点が浮世絵の魅力だろう。 コロナ禍、さらに長引く雨による水害。今、この時は憂き世かもしれない……。

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夏の病院、「窓開け換気しながら冷房」が6割

2020年7月10日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 緊急事態宣言は解除されたものの、東京都の1日の感染者数が3桁に上るなど、まだまだ予断を許さない状況が続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。厚生労働省はCOVID-19のリスク要因とされる「換気の悪い密閉空間」を改善するため、冷房使用中でも換気を推奨しているが、一方でマスク着用による熱中症リスクの増加も指摘されている。このようなウィズコロナ時代の夏にあって、施設内の換気と冷房をどのように両立させているのか、日経メディカル Onlineの医師会員に聞いた。 「冷房を使用する際、換気はどのように行いますか(複数回答可)」との質問に対して、63%の医師が「定期的に窓を開ける」と回答した。「施設に設置されている換気

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転職したいけど…「動くに動けない状況」

2020年7月8日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 ある国公立系の病院に呼吸器内科医として勤務する50歳代のE氏は3月、「年度末の賞与ゼロ」を病院幹部から通達された。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で入院、外来ともに患者数が激減し、4月や5月は以前の6割程度だった。現在、巻き返しを図っているが、まだまだ患者数は少ない」とE氏は語る。夏の賞与はまだ提示を受けていないが、年度末の賞与ゼロを月額ベースに直せば数万円の減収になる。 実はE氏は、COVID-19の流行が始まる前から転職を検討していた。

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医局が関連病院に申し入れた「給与3割カット」

2020年7月6日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 首都圏の大学病院で外科系の医局に所属するC氏は現在、大学病院に籍を置きつつ、基本的には少し離れた地方にある大学の関連病院で診療を行っている。コロナ禍でこの関連病院の患者数は減った。特に、軽症の救急受診が激減し、C氏は平時の忙しさからやや解放されていた。そんな中、C氏が所属する医局からこの関連病院に提示されたのが、医局から派遣された医師の30%の給与減だ。

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「待機手術ゼロ」で成果給100万円を失う

2020年6月29日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 これは、ある地方都市の民間病院で常勤の整形外科医として働くA氏の話だ。──勤務先では整形外科医として、人工膝関節置換術や靭帯再建手術などを任されています。人工膝関節手術は年間にすると30~50件くらい行っているでしょうか。平日が少ない月でも、必ず2、3件は実施していました。他に待機手術・予定手術を手がけていますが、これらのほとんどはいわゆる「不要不急」、少なくとも急ぎではない手術ばかりです。

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「勤務医よりも開業医の方が儲かる」は本当か

2020年6月24日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 まずはこちらのシミュレーション(図1)をご覧ください。45歳で開業した医師と、定年まで勤務医を続けた医師の65歳までの預貯金額の推移をグラフ化したものです。皆さんはどんな印象をお持ちになるでしょうか。 これは、今年3月末に発行した書籍『知らなきゃマズい 医師×お金のルールとマナー』の冒頭で示している図です。シミュレーションの詳しい前提条件は本書にあるので省略しますが、開業医も勤務医も50歳代後半まではほぼ同じような推移をたどっています。

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COVID-19のせいで「その人らしくなくなって」ませんか

2020年6月22日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延に際して、日ごろならば絶対にいわないようなことを突然言うようになったり、穏やかな人が急に怒りっぽくなったりと、一般人だけではなく医療従事者でも「なんだか急にその人らしくなくなった」ことを目にしてはいないだろうか。南多摩病院(東京都八王子市)総合内科の國松淳和氏は、このような現象を「CIAMS(COVID-19/Coronavirus-induced altered mental status:シャムズ)」と命名。このほど『コロナのせいにしてみよう』(金原出版刊)を緊急出版した。シャムズとは何なのか、またシャムズに対してどのように対応していけばよいのか、話を伺った。――「シャムズ」という概念を作られ

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新型コロナ、今の時期に行っておきたい「心のメンテナンス」法

2020年6月12日 日経メディカル Online 医師の職場環境

新型コロナウイルスの問題が顕在化してから数カ月がたち、「新型コロナウイルスとの共存」や「新たな生活様式の構築」など、今までとは違った局面を迎えつつあります。今回は、このような状況下で働く仲間を楽にするためにできることは何なのかを考えてみましょう。

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医師の4分の3が“コロナ疲れ”

2020年5月1日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応や自粛で心身の健康を害する“コロナ疲れ”が問題になりつつある。医師など医療者も例外ではない。日経メディカル Onlineの医師会員を対象に4月20日から26日にかけて行ったアンケートの結果、4分の3の医師がCOVID-19に関連して、“コロナ疲れ”を感じていることが明らかになった(図1)。 疲れを感じている理由として最も多かったのは、「自身やスタッフの感染に対する恐怖」で2527人(69.9%)、以下「私的な外出の自粛」(2008人、55.6%)、「COVID-19を気にする患者への対応」(1624人、44.9%)と続いた。報道やSNSなどの内容に対する疲れは1011人(28.0%)だったが、自由記入欄に複数の医

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期待集まるタスクシフト、どう実践する?

2020年2月12日 日経メディカル Online 医師の職場環境

医師の働き方改革を進めるための切り札として他職種へのタスクシフト・シェアが期待されている。現在、厚生労働省の検討会では医師から他職種に移す具体的な業務内容について議論されており、間もなく取りまとめが行われる予定だ。タスクシフト・シェアは医師の負担軽減に効果がある一方、進めるには、各医療機関ごとに業務の見直しが必要となる。

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過半数の病院が「労働時間の通算に反対」と回答

2020年1月31日 日経メディカル Online 医師の職場環境

日本医師会は1月29日の記者会見で、2019年12月に実施した「医師の副業・兼業と地域医療に関する日本医師会緊急調査」の結果を発表した。回答した病院の過半数が、複数の医療機関に勤務する医師の労働時間を通算することに反対の姿勢を示していることが明らかになった。

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タスクシフト、法令改正が必要な22項目を議論

2020年1月21日 日経メディカル Online 医師の職場環境

厚生労働省は1月20日に第5回「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」を開き、現行制度では医師以外が実施できない業務の他職種への移管を推進する上で必要な教育や研修などの追加的要件に関する案を提示した。

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「この仕事、向いてない…」そんな“不適性感”に同僚が悩んでいたら

2020年1月21日 日経メディカル Online 医師の職場環境

「仕事の不適性感」とは、「私はこの仕事に向いていない」という感覚のことを指します。「そもそも『仕事の適性』に関することは、本人の能力や資質の問題であり、他者からのアプローチでどうにかなるものではない」と思われるかもしれませんが、そうではありません。人間関係メンテナンスの狙いは、「適性」を変えようとするのではなく「不適性感」を軽減することにあります。本人が「この仕事に適性がない」と感じていることは、他者からのアプローチで和らげられます。そのことを、事例でみていきましょう。

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働き方改革の準備、できていますか?

2020年1月21日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 厚生労働省の検討会での医師の働き方改革の議論が、大詰めを迎えています。「医師の働き方改革に関する検討会」が、2024年4月から医師に時間外労働の上限規制を適用する報告書を2019年3月末にまとめて以降、厚労省はより詳細な制度の枠組みなどを検討するため2つの検討会を立ち上げました。 1つは「医師の働き方改革の推進に関する検討会」で、地域医療の確保を目的とした時間外労働の特例水準の対象となる医療機関の特定方法などを議論しています。もう1つが「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」で、タスクシフトやタスクシェアの効果や具体的なあり方などを検討しています。実は両検討会とも「201

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B・C水準の指定の仕組み、取りまとめを延期

2020年1月6日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 厚生労働省の「医師の働き方改革の推進に関する検討会」が2019年12月26日に開かれ、意見の取りまとめに向けて議論が行われた。検討会の発足時には2019年内の取りまとめを予定していたが、医師の働き方改革の地域医療への影響を懸念する構成員の声が少なくないため、2020年1月以降も議論を継続することとなった。今後はできるだけ早く取りまとめを行い、2020年度中に法整備を目指す方針だ。

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「3要件」を満たす業務からタスクシフトの可否を議論へ

2019年12月27日 日経メディカル Online 医師の職場環境

厚生労働省は2019年12月25日、第4回「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」を開催。現行制度では実施できない業務の安全性などについて議論した。

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“持続可能な”人間関係メンテナンスのススメ

2019年12月18日 日経メディカル Online 医師の職場環境

皆さんは、「メンテナンス」と聞くとどんなことを思い浮かべますか? 例えば、車のメンテナンス(洗車など)、お肌のメンテナンス(保湿など)、革製品のメンテナンス、サーバーのメンテナンスなど、様々な領域においてメンテナンスが必要とされています。今回は番外編として、本連載のテーマでもある「メンテナンスを人間関係に適用する」ことの有用性と必要性について考えてみましょう。

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宿日直許可基準

2019年12月17日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 医療従事者が夜間・休日に医療機関に滞在する際、その宿日直時間を労働時間とみなすか否かを判断する際の基準。宿日直中の業務について、「労働密度がまばらで、労働規制を適用し…

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「好き」を仕事にした看護師が転職するとき

2019年12月13日 日経メディカル Online 医師の職場環境

今回、ご紹介するHさんは、「好き」を仕事にした、4歳になるお子さんがいる助産師さんです。5年間、産婦人科で看護師として仕事をしてきて、「赤ちゃんを取り上げる仕事もしたい」と、仕事と家庭を両立しながら頑張って勉強し、見事に助産師資格を取られた方でした。

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臨床研究支援のためのオンラインサロン、始めました

2019年11月15日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 みなさん、はじめまして。Systematic Review Work Shop-Peer Support Group(SRWS-PSG)の創設メンバーの片岡裕貴と申します。

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改革の第一歩は「現場へのヒアリング」

2019年10月17日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 今年3月、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2024年4月から導入する医師の時間外労働規制の枠組みを固めた。多くの医療機関は今後、医師の時間外労働が「年960時間以内、月100時間未満」に収まるよう体制を見直す必要がある。東京ビッグサイトで開催された「クロスヘルスEXPO 2019」(主催:日経BP、10月9~11日)で10月11日、医療機関の働き方改革をテーマにしたパネルディスカッションが開かれ、既に改革に着手している病院・診療所の院長ら4人が自院の取り組みを紹介した。モデレーターはハイズ(株)(東京都新宿区)代表取締役社長の裴英洙氏が務めた。

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自分も同僚もスッキリ! あの「3S」で職場環境ストレスを解消

2019年10月16日 日経メディカル Online 医師の職場環境

ストレスチェックにおける「職場環境」は、「作業環境(騒音、照明、温度、換気)」を指しています。今回は、この作業環境に加えて、作業環境を良好に保つための手段である「整理・整頓・清掃」といういわゆる「3S(Seiri、Seiton、Seisou)」について考えてみたいと思います。

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「事務作業をタスクシフトしたい」医師が5割

2019年9月26日 日経メディカル Online 医師の職場環境

厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2019年3月にまとめた報告書では、労働時間短縮を強力に進めていくための方向性の1つとして、医師から他職種へのタスクシフトの推進が盛り込まれている。(関連記事:医師の労働時間短縮と地域医療維持は両立するか)また、2019年6月17、7月17日、7月26日に開催された「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフティングに関するヒアリング」では、現在医師が担う業務のうち他職種へ移管可能と考えれられる業務について、計30団体へヒアリングを実施した。

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「自院の働き方改革に生かせるヒントを持ち帰ってもらいたい」

2019年9月18日 日経メディカル Online 医師の職場環境

日経BPは2019年10月9~11日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「クロスヘルスEXPO 2019」を開催する。医療従事者にとって必見といえるのが、10月11日(金)のパネルディスカッション「働きやすい病医院を目指して――本音で進める医療機関の働き方改革」だ。本パネルディスカッションでは、規模や機能の異なる四つの医療機関の理事長・院長が、自院で実践している働き方改革の取り組みを紹介する。モデレーターを務めるハイズ(株)(東京都新宿区)代表取締役社長の裵英洙氏に、医療機関の働き方改革の現状とパネルディスカッションに込めた思いを聞いた。

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愚痴のトリセツ─仲間の“問題解決力”を高める愚痴の聞き方、言い方─

2019年9月13日 日経メディカル Online 医師の職場環境

前回は、仲間の「職場の対人関係でのストレス」を減らすことをテーマに、「P循環」という概念を用いて人間関係による負担を軽減する手法についてご紹介しました。今回は、引き続き仲間の「対人関係でのストレス」を減らすことについて、「愚痴のトリセツ(取扱説明書)」というテーマで、より現実的な視点からお伝えしたいと思います。

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ポジティブは循環する──「P循環」と「N循環」

2019年8月14日 日経メディカル Online 医師の職場環境

ナースは、人間関係で仕事をしていると言っても過言ではありません。患者やその家族、同僚の看護師や医師、医療スタッフ、事務員など、様々な人と濃密に関わりながら仕事をこなしていく必要があります。こうした人間関係に少しでも支障が生じてくると、大きな負担感を生むことになります。人間関係による負担については2回に分け、1回目の今回は「ポジティブは循環する」というテーマでやや理想論的なことを、2回目の次回は「愚痴のトリセツ」というテーマでより現実的なことをお伝えしたいと思います。

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宿日直許可基準が変更! 業務はどこまで可能?

2019年8月13日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 宿日直許可基準や医師の研さんに関する新しい通知、応召義務の法的解釈、厚労省の新検討会の開催──。2024年4月に適用される医師の時間外労働規制に向けて、国は矢継ぎ早に施策を打ち出しています。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の8月号特集「病院経営を揺るがす働き方改革」から、最新動向の一部を紹介します。

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しんどいけれど、きっといつか

2019年8月7日 日経メディカル Online 医師の職場環境

梅雨入りしたころからでしょうか、調子を崩す人が続出するようになったのは。1人、2人、また1人……、次々と調子が悪くなってきました。患者さんの話ではありません。スタッフの話です。特に、医者たち。ある先生は扁桃炎で高熱を出して急に欠勤、ある先生はお母様が倒れて入院したため毎日早退するようになり、ある先生はお子さんの発熱で1週間欠勤……。そしてその代診が、当然のように私にも回ってきます。

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改革には「医療縮小」か「勤務医増」しかない

2019年8月6日 日経メディカル Online 医師の職場環境

日本の病院の32%が、厚生労働省が進める「医師の働き方改革」では医師の労働環境は改善しないと回答。その理由で最も多かったのは「勤務医不足が解消されないから」だった。

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改革には「医療縮小」か「勤務医増」しかない

2019年8月6日 日経メディカル Online 医師の職場環境

日本の病院の32%が、厚生労働省が進める「医師の働き方改革」では医師の労働環境は改善しないと回答。その理由で最も多かったのは「勤務医不足が解消されないから」だった。

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50代産婦人科医の過労自殺が問い掛けること

2019年7月18日 日経メディカル Online 医師の職場環境

5月に医師の過労死をめぐる判決が相次いだ。産婦人科医の過労自殺を労災と認めた広島地裁判決と、33歳の若さで急死した心臓血管内科医に対する病院の責任を認めた長崎地裁判決だ。ここでは判決が確定した産婦人科医の事例を紹介する。

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「さぼってる!」と思わせない休憩の取り方

2019年7月17日 日経メディカル Online 医師の職場環境

今回は、仲間の「自覚的な身体的負担度」を減らすことを考えてみたいと思います。看護師は身体的負担の高い職種であり、とりわけ患者の日常生活援助にかかわる看護師の身体的負担は高く、腰痛などを理由に退職する看護師も少なくないようです。こうした身体的負担を楽にするための観点は大きく2つあります。1つは、生じてしまった身体的負担をケアするというもので、もう1つは、身体的負担による障害が生じないように予防するというものです。今回は、「身体的負担による障害が生じないように予防する」という観点で、働く仲間を楽にする術を考えてみたいと思います。

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医師の働き方改革、詳細を年内取りまとめへ

2019年7月8日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 厚生労働省は7月5日、「医師の働き方改革の推進に関する検討会」の初会合を開いた。前身である「医師の働き方改革に関する検討会」が2018年度末に結論を出した医師の時間外労働規制のうち、詳細が決まっていない部分を議論して年内に一定の取りまとめを行う。

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日医が病院薬剤師の活用を訴え

2019年6月18日 日経メディカル Online 医師の職場環境

厚生労働省は、2019年6月17日、「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフティングに関するヒアリング」を公開で開催した。

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教師も外科医も実践する「責任のシェア」とは

2019年6月17日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 1クラスを1人の担任教師が担当する固定担任制を廃止した――。先日テレビを見ていたら、東京都内の公立中学校のそんな取り組みが紹介されていた。1学級を1人の教師が受け持つ固定担任制を廃止し、教師全員がチームを組んで全生徒を見る「全員担任制」を実施しているというのだ。

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医師の過労死裁判と「働き方改革」

2019年6月13日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 医師の過労死をめぐる判決が、最近、地裁レベルで幾つか出されている。1つは、2014年12月に長崎みなとメディカルセンターの心臓血管内科に勤務していた当時33歳の男性医師が過労死したとされる件である。長崎地方裁判所は2019年5月27日、雇用者である地方独立行政法人長崎市立病院機構に対して約1億6700万円の賠償を命じた。

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第二の人生、「働きたいと思える病院」の探し方

2019年5月24日 日経メディカル Online 医師の職場環境

Yさんは、現在59歳の男性看護師。60歳の定年を目前に施設を退職されました。「実は、海外に移住する予定だったんです。知り合いのツテで、住む場所も仕事も決まっていました。でも、その国の情勢が不安定で移住が難しくなってしまって……」 改めて就職活動を始めたものの、気持ちは新しい人生に向かっていたYさんは、これからどんな病院で働きたいのか、自分の希望条件なども思いつかないようでした。

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聖路加病院の改革から3年、医師が集まる病院へ

2019年5月9日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 日経メディカルではこれまでにも、一部診療科で土曜外来を休止するなどの働き方改革を進めた聖路加国際病院(東京都中央区)の取り組みを紹介してきた。その後、働き方改革は同病院にどのような影響がもたらしたのか。院長の福井次矢氏に聞いた。

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労基署の指導で夜勤手当が年9000万円も増額に

2019年3月29日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 尼崎中央病院(大阪府尼崎市)は2018年6月に労働基準監督署からの是正勧告を受け、それまで当直料として払っていた人件費全てを時間外労働扱いとし、割増賃金をプラスして支払うように求められた。これを実行すると、当直(夜勤)の医師1人当たり、これまでよりも年間3000万円の人件費増を余儀なくされるという。同病院の当直医師は3人体制なので、合計9000万円の増額。「これでは経営が成り立たない」と嘆く理事長の吉田氏は、このたび公表された「医師の働き方改革に関する検討会」の報告書に願いを託すが……。

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開業医は長生きできない? 死亡時年齢は70.8歳

2019年3月22日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 岐阜県保険医協会が実施した調査で、開業医の死亡時平均年齢が70.8歳と短く、特に60歳代の死亡割合が34%と多いことが明らかになった。同協会会長の浅井徳光氏は「長生きできない背景には、勤務医時代からの過酷な労働がある」と指摘、「開業医の働き方改革も急務」と訴えている。

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「年間1860時間」案に反対する要望書を厚労省に提出

2019年3月22日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 医師の働き方を考える会の代表を務める中原のり子氏らは3月22日、厚生労働省医政局長の吉田学氏に対し、「医師の働き方改革に関する検討会」報告書(案)に対する要望書を提出した。

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ピンぼけな議論で「働き方改革」なんてできない

2019年3月15日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 日本医学会連合は、昨年1月に労働環境検討委員会を設置し、この2月には医師の働き方改革に関する声明・提言を公表した。声明・提言の意図について、日本医学会連合会長の門田守人氏に話を聞いた(以下、敬称略)。

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医学生の7割が「将来の働き方に不安」と回答

2019年3月13日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 医学部入試不正事件について、医学生の立場から問題を追及している全日本医学生自治会連合は3月12日、全国の医学生を対象に実施しているアンケート調査の中間報告を発表した。事件の背景として医師の過重労働が浮かび上がったことから、調査では、医学生の7割近くが「将来の働き方に不安」と回答。これを受けて医学連は「性別や年齢による不当な扱いを根本的に解決するためにも、医師の労働環境の早急な改善が必要」と訴えた。

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「極度の長時間労働」の医師が27%も

2019年3月11日 日経メディカル Online 医師の職場環境

 過労死水準である時間外月80時間以上の医師が66%に達し、厚生労働省が「極度の長時間労働」と定める「月160時間以上」の時間外労働をしている医師も27%に上ることが分かった。また、月5回以上の当直をしている医師は53%で、我が国の産婦人科医師の過酷な労働環境が改めて示された。筑波大学ヘルスサービス開発センターの石川雅俊氏らが全国の産婦人科医師を対象に行った調査で明らかになったもので、3月3日に中間報告を公開した。

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過労死ライン超えでは患者も医師の命も守れない

2019年3月8日 日経メディカル Online 医師の職場環境

医師や医学生、看護師や過労死を考える家族の会のメンバーらも参加したドクターズ・デモンストレーションによる緊急集会が3月7日、衆議院第2議員会館で開催された。

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なぜ、仲間を助けると自分が働きやすくなるのか?

2019年3月6日 日経メディカル Online 医師の職場環境

働く人のストレスの多くは人間関係によるものです。そして、人と人は相互に影響を与え合うものです。ですから今こそ、これまで強調されてきたストレスケア(セルフケア)から一歩広げた視点を持ち、自身だけでなく働く仲間も楽にすることを目指していく必要があると思うのです。今回は「序章」として、まずは「働く仲間を楽にする」とはどういうことかについて考えてみましょう。

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