呼吸器

30歳代男性。胸部異常陰影

2020年2月21日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2019年6月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は30歳代の男性。健康診断の胸部単純X線検査で異常陰影を指摘されたため、病院の呼吸器内科を受診しました。自覚症状はなく、既往歴にも特記すべきことはありません。職業は金融業で、粉塵吸入歴はなし。20歳より20本/日の現喫煙者です。

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そんな病名あるの? 超合金肺!

2020年2月21日 日経メディカル Online 呼吸器

 いつだったか、とある研究会で「超合金肺」という病名を提示した若手医師がいました。ちょっと、待ったぁ!それ超合金やない、超硬合金や!

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中国のCOVID-19患者7万2314人のデータ分析

2020年2月21日 日経メディカル Online 呼吸器

 中国のThe Novel Coronavirus Pneumonia Emergency Response Epidemiology TeamのYanping Zhang氏らは、2020年2月11日までにInfectious Disease Information Systemに報告された全症例を対象に、患者特性、死亡率、ウイルスの地理的拡散などの特徴を調べ、中国CDC Weeklyに2020年2月17日に報告した。

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気管支を直接加熱するサーモプラスティの現状

2020年2月18日 日経メディカル Online 呼吸器

 気管支サーモプラスティ(BT)は難治性喘息の治療選択肢の1つですが、非専門の先生方にとってはあまり聞き慣れない名前かもしれません。BTは2015年4月に保険収載され、5年ほどが経過しました。この5年の間にヌーカラ(一般名メポリズマブ)、ファセンラ (ベンラリズマブ)、デュピクセント (デュピルマブ)といったバイオ製剤が次々と発売され、難治性喘息の治療選択肢は増えてきています。そのため、最近はBTの話をあまり聞かないという先生も多いかもしれません。

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新型コロナウイルスの垂直感染はなさそう

2020年2月15日 日経メディカル Online 呼吸器

 中国武漢大学中南病院のHuijun Chen氏らは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染してCOVID-19肺炎を起こした妊婦9人の症例を分析し、現時点ではこのウイルスによる母から子への垂直感染は見られなかったと報告した。結果はLancet誌電子版に2020年2月12日に掲載された。

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新型コロナウイルス感染症:1099例の臨床像

2020年2月14日 日経メディカル Online 呼吸器

 世間を騒がせている新型コロナウイルス感染症の病名は先日、WHOによって「COVID-19」と正式に決まりました。国際ウイルス分類委員会(ICTV)はウイルス名を「SARS-CoV-2」としており、ややこしいことになっています。 さて、これまでよりもはるかに多い1099人のCOVID-19の症例を記述した報告がmedRxivに掲載されました。medRxivは、ヘルスサイエンス領域のプレプリント(査読なしで受付)サーバーで、Cold Spring Harbor Laboratory(CSHL)、エール大学、BMJが資金を提供し、CSHLが運営しています。「査読されていない」というところに注意が必要です。

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60歳代男性。発熱

2020年2月7日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2019年11月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は60歳代の男性。2週間ほど前から38℃台の熱が出て、1週間前から労作時の息切れや黄色痰が現れたため、病院の呼吸器内科を受診しました。10年前に心筋梗塞の既往があり、4年前から気管支喘息の治療を受けています。喫煙歴はありません。血液検査では、末梢血の好酸球増多を認めました。

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世界一の息止め記録は24分03秒!

2020年2月7日 日経メディカル Online 呼吸器

 私の外来にアマチュア水泳選手がいらっしゃるのですが、「5分くらい息止めができる」とおっしゃっていて、スゴイなぁといつも感心しています。私なんて20秒か30秒くらいですよ、多分。

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レッスン15◆異常陰影を指摘せよ(難易度 中)

2020年2月5日 日経メディカル Online 呼吸器

問:次の胸部X線写真で異常陰影を指摘せよ。

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市中病院で「COPD・SASセンター」を開設し、呼吸リハビリテーションに力を入れる

2020年2月5日 日経メディカル Online 呼吸器

神奈川県川崎市の日本鋼管病院には、COPD患者が呼吸リハビリテーションや教育入院を行う、全国でも数少ない「COPD・SASセンター」がある。センター長で呼吸器内科医の宮尾直樹医師が、10年前から着々と礎を築き、多職種による呼吸器チームで、独自のCOPD管理プログラムを展開している。

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その患者、本当に特発性肺線維症ですか?

2020年2月5日 日経メディカル Online 呼吸器

徳田 前回は、急性の間質性肺炎についてお話しましたが、慢性に経過する間質性肺炎に話題を移しましょう。最近は、慢性経過の間質性陰影に遭遇することが増えています。胸部画像で広範な網状影を呈し、慢性の咳、労作時息切れが主徴となりますが、無症状のケースも存在します。

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47歳女性。呼吸困難

2020年1月31日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2016年6月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は47歳の女性。5年ほど前から動悸、息切れがするようになり、近位で喘息として治療されていました。2年前から、労作時の息切れが悪化。最近、血痰が出るようになったため、病院を受診しました。4年前から、子宮内膜症のため低用量ピルを内服しています。職業は保育士で、飲酒は焼酎1杯/日、喫煙歴は12年前まで10本/日です。

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間質性肺炎増加の陰に卓上型加湿器の流行!?

2020年1月22日 日経メディカル Online 呼吸器

徳田 呼吸器疾患は、環境と宿主の反応性により発症します。数十年前に比べて、生活環境は大きく変わり、また、宿主の反応性も変化したことから、わが国の市中病院で遭遇する呼吸器疾患は、ここ20年で大きく変化してきています。例えば、以前は難治性気道疾患の代表とされていた「びまん性汎細気管支炎(DPB)」の新規発生は激減しており、市中病院では新規患者にほとんど遭遇しなくなりました。その一方で、「非結核性抗酸菌症」や「気管支拡張症」など、一昔前は、患者数も少なく、臨床現場であまり重要視されていなかった疾患が増えています。

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エアロスフィアデバイスの水洗浄はなぜ必要?

2020年1月21日 日経メディカル Online 呼吸器

 ビレーズトリやビベスピで採用されている吸入デバイス「エアロスフィア」は、アルコール系の共懸濁液内に薬剤結晶が存在している従来の加圧式定量噴霧型(pMDI)製剤と異なる新しい技術が用いられています。 リン脂質で構成された多孔性粒子(スポンジのようなイメージ)の直径約3μmの穴に複数の薬剤がほぼ均一にはまり込み、この多孔性粒子が薬剤のキャリアとなって、肺全体に薬剤を送達させるという技術です。多孔性粒子は非常に軽量のため、比重が空気のように軽い「Aero」と多孔性粒子の担体「sphere」をとって「Aerosphere」 (エアロスフィア)と名付けられたようです。

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20歳代男性。労作時呼吸困難、多尿

2020年1月17日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2014年8月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は20歳代の男性。2年前から4回、気胸を繰り返していて、前医でも肺の異常陰影を指摘されていました。階段や坂道での息切れを自覚していて、数カ月前から、1日8~9Lの多尿があるといいます。喫煙歴は4パックイヤーです。

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癌終末期の肺結核は見逃されている?

2020年1月17日 日経メディカル Online 呼吸器

かなり前の話なのですが、肺癌の終末期の患者さんに対して、研修医が喀痰抗酸菌検査をオーダーしてしまい、そこから結核菌が検出されたことがありました。感染症法上、結核病棟へ転棟せざるを得ず、そのまま結核病棟で亡くなられました。

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インフルエンザワクチンは筋注で問題なし

2020年1月13日 日経メディカル Online 呼吸器

インフルエンザワクチンの添付文書を読むと、こう書いてあります。 6カ月以上3歳未満のものには0.25mLを皮下に、3歳以上13歳未満のものには0.5mLを皮下におよそ2~4週間の間隔をおいて2回注射する。13歳以上のものについては、0.5mLを皮下に、1回またはおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射する。

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肋膜、瘰癧、肺浸潤って何のこと?

2020年1月3日 日経メディカル Online 呼吸器

「昔、肋膜にかかってのぉ……」なんて話を高齢の患者さんから聞いたことはありますか? 呼吸器内科医ならこの“病名”にピンと来るはずですが、特に若手医師の中には知らない人もいるのではないでしょうか。

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続・トリプル吸入薬ビレーズトリのピットホール

2019年12月30日 日経メディカル Online 呼吸器

 前稿では、吸入ステロイド薬(ICS)のブデソニド、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)のグリコピロニウム臭化物、長時間作用性β刺激薬(LABA)のホルモテロールフマル酸塩水和物の3成分を配合した新規吸入薬、ビレーズトリのピットホール(落とし穴のピットフォールとは異なる、吸入指導で克服できる小さな穴を指す)をお話しました。

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非結核性抗酸菌症1445人の大規模解析結果

2019年12月23日 日経メディカル Online 呼吸器

呼吸器内科医にとっては日常茶飯事で目にする、非結核性抗酸菌(NTM)症。研修医レベルでは、MAC(Mycobacterium avium complex:M.aviumとM.intracellulare)だけ知っておけばよいですが、中堅どころになると、もうちょっと突っ込んだ知識がほしいところです。

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近所のフードコートで患者さんに遭遇する確率

2019年12月20日 日経メディカル Online 呼吸器

私は昔から「フードコート」っていうのがキライなんです。恋人や夫婦2人で食べに行くなら、せめてシャレオツなランチがいいですし、テーブルが汚れていることもあるし、何より静かなところがいい。しかし、子どもが生まれてしまうと、その価値観は180度変わってしまいます。

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47歳男性。発熱、体重減少

2019年12月20日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2017年12月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は47歳の男性。3カ月ほど前から発熱と咳嗽があり、近医で撮影した胸部単純X線写真に異常影があったため、病院を紹介され受診しました。3カ月間で5kgの体重減少があり、1カ月前からは下肢痛もあったそうです。

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3成分配合吸入薬ビレーズトリの落とし穴

2019年12月17日 日経メディカル Online 呼吸器

世界で2番目となる吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用性β2刺激薬(LABA)/長時間作用性抗コリン薬(LAMA)3成分配合の慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬、ビレーズトリが2019年9月4日に国内販売開始され、3カ月が経ちました。

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電子タバコによる疾患の原因は何?

2019年12月13日 日経メディカル Online 呼吸器

 米国では今、E-cigarettes(電子タバコ)によって引き起こされたと考えられる肺疾患に注目が集まっています。原因が明確に特定されていない状況の下、トランプ政権は、2019年9月に電子タバコのフレーバーとして、ミントとメントールを禁止しました。そのような中、CNNニュースが19年11月8日付で報じた「Breakthrough in CDC vaping illness investigation」という見出しの記事では、これまで米国で多発してきた電子タバコの使用による死亡の原因物質と考えられるものが紹介されています。

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「ハッピーじゃない」月曜日の外来

2019年12月6日 日経メディカル Online 呼吸器

私の再診外来は月曜日なのですが、毎年9~10月あたりで困ったことが起こります。何かお分かりでしょうか。月曜日担当の人はすぐにピンとくると思います。

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【動画】20歳代女性。湿性咳嗽

2019年12月2日 日経メディカル Online 呼吸器

 今回は気管支喘息の既往のある、20歳代女性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。ステロイドの吸入を行っていますが湿性咳嗽が悪化し、検診で肺異常陰影を指摘されたことから呼吸器内科を受診されました。解説は神奈川県立循環器・呼吸器病センターの小倉髙志氏です。(3分17秒)

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77歳男性。呼吸困難

2019年11月29日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2014年6月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は77歳の男性。数日前に呼吸困難感が現れ、歩行時の息切れが強いため、病院の呼吸器内科を受診しました。既往歴に慢性閉塞性肺疾患(COPD)、高血圧、慢性肝炎、前立腺癌があります。

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レッスン14◆異常陰影を指摘せよ(難易度 中)

2019年11月27日 日経メディカル Online 呼吸器

問:次の胸部X線写真で異常陰影を指摘せよ。

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電子たばこを併用した禁煙治療は有効か?

2019年11月25日 日経メディカル Online 呼吸器

 2019年9月11日、トランプ大統領が米国内で香料付き電子たばこを全面的に禁止する方針を発表しました。これは、電子たばこの吸入により複数の肺傷害事例が報告されているためです。個人的には、大麻成分のテトラヒドロカンナビノール(THC)などを混ぜて使っている電子たばこのリスクが高いように思います(ニュースでは、THC使用率が全体の7割以上と報道)。

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医療系ツイッターは実名でやるべきか

2019年11月15日 日経メディカル Online 呼吸器

 私は、ツイッターで色々な情報を集めていますが、アカウントは匿名です。しかし、最近「正しい医療情報を伝えよう」というポリシーのもと、実名でツイートされている医師が増えてきました。迷惑がかかるといけませんので、あえてこのコラムでは彼らを紹介しません。

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「なかなかよくならない喘息」は本当に喘息?

2019年11月14日 日経メディカル Online 呼吸器

今回は症例をいったんお休みして、この時期に増える相談事を取り上げさせてください。つい先日も電話がかかってきました。「ご高齢の喘息患者さん、薬剤を追加しても改善しないんで…

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【動画】40歳代男性。乾性咳嗽、労作時呼吸困難(Hugh-Jones II度)

2019年11月11日 日経メディカル Online 呼吸器

 日経メディクイズ 胸部X線について、解説だけでは十分に理解できないという方に向けて、出題者の先生に改めて解説していただくコラムです。 今回は乾性咳嗽を訴える40歳代男性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。先日、長引く咳の診療についてまとめていただいた、東京山手メディカルセンターの徳田均氏に解説していただきました。

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胸腔ドレーンからウロキナーゼ投与はもう古い?

2019年11月11日 日経メディカル Online 呼吸器

 膿胸に対する治療といえば、胸腔ドレナージと長期の抗菌薬投与です。胸腔ドレナージを併用しないと、膿を排出できませんが、膿胸の治療を日ごろ行っていると必ずブチ当たるのが「多胞化問題」です。膿がキレイに横隔膜の上に貯留してくれていればよいのですが、強い炎症によって臓側胸膜が分厚くなり、膿の塊が胸腔内のアチコチで多胞化することがあるのです。これが多胞化問題。シャレではありませんが、主治医も“多忙化”してしまいます。

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30歳代女性。咳嗽、喀痰

2019年11月1日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2015年2月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は30歳代の女性。4年前から、感冒後に咳が長引くことがよくありました。今回も2カ月前から咳が出るようになり、近医で咳喘息と診断され、吸入ステロイドを処方。咳は改善する傾向がありましたが、3週間前から血痰を伴うようになり、近医を再受診したところ、肺の異常陰影を指摘され、病院の呼吸器内科を紹介受診しました。喫煙歴はありません。

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初耳病名、“かえで樹皮はぎ職人肺”

2019年11月1日 日経メディカル Online 呼吸器

先日、電子カルテで「クリプトコッカス症」という病名を打ち込もうとしたら、ある病名が候補として出てきました。「か…かえで樹皮はぎ職人肺…だと……!!?」慢性過敏性肺炎では、原因となる物質に「肺」という言葉をくっつけてしまうことがよくあります。たとえば、さとうきびが原因なら「さとうきび肺」、加湿器が原因なら「加湿器肺」というように。

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ビレーズトリのカウンター表示に注意!

2019年10月30日 日経メディカル Online 呼吸器

今回は、2019年9月に発売されたばかりの慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療配合剤である、ビレーズトリ・エアロスフィア(一般名ブデソニド・グリコピロニウム臭化物・ホルモテロールフマル酸塩水和物)を使うことになった在宅患者さんのお話です。吸入器に、今までのタイプとは違う特徴がありましたので、お伝えします。

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COPDの新たな気管支鏡治療:TLD

2019年10月28日 日経メディカル Online 呼吸器

 COPDに対して行われる気管支鏡治療といえば、嚢胞が大きく肺機能を障害している場合に、その責任気管支に気管支バルブを留置する「肺容量減量術(lung volume reduction)」があります。

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レッスン13◆異常陰影を指摘せよ(難易度 低)

2019年10月24日 日経メディカル Online 呼吸器

問:次の胸部X線写真で異常陰影を指摘せよ。

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ストマイの歴史と難聴

2019年10月18日 日経メディカル Online 呼吸器

 呼吸器内科では、今でもストレプトマイシン(通称ストマイ)を使います。薬の内服が難しい患者の結核や抗結核薬の耐性結核だけでなく、非結核性抗酸菌症に対しても短期的に用いられています。抗酸菌感染症の世界では、基本的にストマイを半年以上使うことはありません。長期に使うほど、毒性が強くなるためです。

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20歳代女性。全身倦怠感、発熱、咳嗽

2019年10月18日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2015年3月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は20歳代の女性。6カ月ほど前から全身の倦怠感を自覚し、約2カ月前から咳をするようになりました。2日前から発熱したため、内科外来を受診しました。

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単純そうで難しいトリプル吸入薬の使いどころ

2019年10月15日 日経メディカル Online 呼吸器

 今年5月にテリルジー(一般名:フルチカゾンフランカルボン酸・ビランテロール・ウメクリジニウム)、9月にビレーズトリ(一般名:ブデソニド・ホルモテロール・グリコピロニウム)が発売され、吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用型β2刺激薬(LABA)/長時間作用型抗コリン薬(LAMA)の3剤を配合したトリプル吸入薬を使用できるようになりました。

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COPD合併のACSにはβ遮断薬を避ける人が多い

2019年10月14日 日経メディカル Online 呼吸器

 誰が決めたのか、β遮断薬と呼吸器内科というのは相性が悪いらしい。そして世の中の医師は、どうも呼吸器疾患がある患者さんにはβ遮断薬を処方したくないらしい。恐らく、β遮断薬が気管支を収縮させる方向に働くからでしょう。気持ちは分かります。

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デュピルマブは重度の慢性鼻副鼻腔炎を改善

2019年10月11日 日経メディカル Online 呼吸器

 ベルギーGhent大学のClaus Bachert氏らは、鼻茸を伴う重度の慢性鼻副鼻腔炎を繰り返す患者に、標準治療とともにデュピルマブまたはプラセボを投与するフェーズ3試験LIBERTY NP SINUS-24とLIBERTY NP SINUS-52を行い、デュピルマブには症状軽減効果があり有害事象も少なかったと報告した。結果はLancet誌電子版に2019年9月19日に掲載された。

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「酸性環境で生息できるから抗酸菌」ではない

2019年10月4日 日経メディカル Online 呼吸器

 私は普段から結核や非結核性抗酸菌症などの抗酸菌感染症を診ているのですが、ヒトに対して病原性がある抗酸菌は100種類以上あります。

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ムコダインが依然として6割以上のシェア

2019年9月28日 日経メディカル Online 呼吸器

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、去痰薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、68.7%の医師がL-カルボシステイン(商品名:ムコダイン他)と回答した。 第2位のアンブロキソール塩酸塩(ムコサール、ムコソルバン他)は23.0%、第3位のブロムヘキシン塩酸塩(ビソルボン他)は3.7%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。

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欧米では「咳喘息」は消えゆく疾患概念

2019年9月27日 日経メディカル Online 呼吸器

前回、咳喘息の診断にこだわることに意味はないと論じた。今回は、欧米における咳嗽診療のガイドラインを紹介しつつ、長引く咳嗽に対して、我が国とは全く異なる対応が欧米では標準的に行われつつあることを紹介したい。日本独自のローカルルールに固執するべきか否か、読者の皆様に問題提起できれば幸いである。

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73歳女性。咳、血痰、鼻汁、呼吸困難感

2019年9月27日 日経メディカル Online 呼吸器

『日経メディカル』2019年4月号に掲載された胸部X線のクイズです。患者は73歳の女性。9年前に気管支拡張症を指摘されています。4週間前から咳、痰、鼻汁が出るようになり、近医でレボフロキサシンを2週間処方されました。しかし、症状は改善せず、咳がひどくなって血痰と呼吸困難感も現れたため、病院の呼吸器内科を受診、入院となりました。

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「咳喘息」という病気は本当にあるのか

2019年9月26日 日経メディカル Online 呼吸器

私自身は、実臨床の場において咳喘息という疾患の存在を想定する必要はないと考えている。長引く非感染性の咳の大部分はICS単剤(時に短期間の内服ステロイド)でおさまり、ICSの処方は、咳がおさまった時点で終了すればよく、長々と吸入させる必要はない。これは、長引く咳嗽患者を長年診療してきた経験に基づくものであるが、また欧米の最新の考え方とも合致している。以下説明したい。

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【肺音付き】湿性・乾性はもう古い?!めざせラ音マスター

2019年9月24日 日経メディカル Online 呼吸器

皆さん初めまして。呼吸器内科医の長坂行雄です。本連載では、実際の肺音データを用いて肺の聴診についてイチから解説していきます。医師にも苦手な人が多い肺の聴診ですが、少しのコツさえあれば、肺の状態がすぐ分かるようになりますので、皆さんの診療のお役に立つはずです。今回から数回に分けて、肺を聴診する上で重要な用語について解説していきます。

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日本人のオピオイド誘発性便秘の頻度は?

2019年9月23日 日経メディカル Online 呼吸器

 癌の疼痛管理など、実臨床でオピオイドを使う機会はとても多いですが、副作用で気になるのは便秘です。どのくらいの患者さんがオピオイド誘発性便秘(OIC)で苦しんでいるのか、日本人の癌性疼痛患者さんを対象に検証した論文を紹介しましょう。

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