救急医療・集中治療

診療時間終了ギリギリの紹介、どうする?

2020年2月20日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 職場を変えてから、2カ月が経とうとしています。地方の中小病院なりに、何とか救急医としてできることをしたいなと、院内で細々と改革をしていっております。変わったことの一つが、救急ホットラインの作成です。今までは病院の代表電話に消防から救急搬入依頼の連絡をいただいておりましたが、新しく勤務中に持ち歩くための携帯電話を作り、そちらに消防からの連絡を入れてもらうようにしました。消防からの連絡は自分で受けます。救急隊と直接コミュニケーションを取ることで、よりスムーズで緊密な連携ができるようになることを期待しています。

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違法ドラッグ乱用者に遭遇してしまったら…

2020年2月17日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 違法薬物の所持・使用によって、有名人が逮捕されるケースが続いている。昨年は沢尻エリカ氏(執行猶予付き有罪判決)、田代まさし被告(裁判中)、今年の2月13日には歌手の槇原敬之容疑者が逮捕。8月の東京オリンピック開催に向け、今後さらに摘発が厳しくなると見る向きもある。「言動がおかしいと思ったら、薬物中毒による幻覚症状が出ていた」「患者自ら強引に処方薬を指定してくる」「救急外来に運ばれてきた患者に尿検査を行ったところ、違法薬物が検出された」──。当然、診療科や勤務先にもよるが、医師が診療現場でこうした薬物乱用患者に遭遇する機会も一定数あるようだ。

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救急外来における鎮痛薬使用の実際

2020年2月15日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 救急外来では、「痛みはあまり取らない方がよい」と教わった人は多いのではないだろうか。疼痛に対して、診断前に鎮痛薬を用いると、正確な身体所見が取れず、診断能が低下すると…

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救急医療の現場で起こる「不安」との戦い

2020年2月13日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 今勤めている病院は、24時間365日体制でどんな患者さんでも来てくださいという、いわゆるER型救急を提供するに至っておりません。ただ、なるべく救急車は受けようと思っておりますし、診療時間外に患者さんから電話があれば、極力応えたいとは考えております。こういう場合、多くの電話は緊急度が高くないものです。「大丈夫だから明日の朝おいでください」という方向で話し、「もしこの後、こういう状況になったら朝を待ってはいけません」という情報だけ共有して、翌日の受診をお願いすることも多々あります。とにかくみなさん不安で心配なのです。どうにかその不安だけでも解消できればという気持ちで電話をくださるのだと思います。

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CTで捕まらない高血圧+縮瞳を呈する意識障害

2020年2月13日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 今回は、CTで捕まらない「高血圧+縮瞳を呈する意識障害」の症例を取り上げたい。

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ERで知っておきたい診療ガイドライン(後編)

2020年2月12日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 前編に続き今回も、ER診療において当然知っておくべきガイドラインから知っているといいかもしれないガイドラインまで幅広く紹介したいと思います。

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予後予測の考え方と使えるツール

2020年2月5日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 予後予測は必要だと分かっているけど、いつ、どんな時に、どのようにすればいいか分からない方は多いのではないでしょうか。今回は予後予測がなぜ必要かということ、そして予後予…

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ICUの患者は消化管出血を予防するべきか?

2020年1月24日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 ICUに入院している重症患者の消化管出血リスクは高い。多くの診療ガイドラインが消化管出血予防策の実施を推奨しており、プロトンポンプ阻害薬(PPIs)やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2RAs)が投与されている。中国首都医科大学のYing Wang氏らは、それらの有効性と安全性を比較する系統的レビューとメタアナリシスを行い、PPIsとH2RAsは出血リスクが高い患者には有益だが、出血リスクが低い患者では肺炎リスクの増加による害の方が大きくなる可能性があると報告した。結果は、BMJ誌電子版に2020年1月6日に掲載された。

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酸素投与は緩和ケアにつながるか?

2020年1月17日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

今回は救急、緩和ケアそれぞれの場面における酸素投与の意義について考えてみたい。

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えぇ!?そんなものを飲んじゃったのかい!?

2020年1月16日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 お正月、飲み込みたいお餅を飲めなかったという人が多発しました。とても残念です。一方人間には、飲み込みたくないものを飲んでしまったということもあります。異物誤飲は小児で…

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20歳代女性。発熱、頭痛、筋肉痛、遅れて出現した下痢

2020年1月10日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

『日経メディカル』2014年6月号に掲載された救急のクイズです。患者は20歳代の女性。朝から出現した発熱と頭痛のために夕方、救急外来を受診しました。来院時には40℃の発熱があり、「人生最悪の頭痛」と訴えていました。経過観察目的で入院させたところ、入院当日の夜中に突然、腹痛と激しい水様性下痢を生じました。

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1錠でも死に至る? 生活に潜む危険

2020年1月9日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 皆様、あけましておめでとうございます。

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心停止患者の家族にかけてはいけない言葉

2020年1月8日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

救急外来で始める緩和ケアについてのエビデンスはまだ少ないです。救急外来から緩和ケアを始めることで、生存期間は短縮しないがQOLが改善するという研究もあり、今後、日本でも救急…

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目撃者によるAED使用の意義を再確認

2020年1月8日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 日本では、病院外で心停止を起こした患者に対して、目撃者が自動体外式除細動器(AED)を使用する割合はいまだに低い。また、AEDによる自己心拍再開の達成率も低い。しかし、救急隊の到着前に心拍再開を達成できなかった場合でも、AEDの活用は心停止患者の神経学的アウトカムに利益をもたらす可能性が示唆された。国立循環器病研究センターの中島啓裕氏らは、日本のウツタイン登録を利用した分析結果を報告し、Lancet誌電子版に2019年12月17日に掲載された。

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救急医よりも急ぐ診療科とは?

2020年1月2日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 みなさま、あけましておめでとうございます。令和2年となりました。オリンピックイヤーであり、敗血症ガイドラインや心肺蘇生のガイドライン改訂などが待つ、救急医療界にとっても大きな変動を迎える1年になりそうです。今年もよろしくお願いいたします。

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今年を振り返り来年を思う、1番読まれた薬師寺コラムは

2019年12月26日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 インフルエンザが猛威を振るっております。大相撲でも、感染した力士を出場させたということで問題になっておりました。師走といいますが、師がいけない方向に走らせてしまったやつです。感染性の高い病原性微生物に感染しながら相撲をとると、相手の部屋ごと陥れることができます。斬新すぎる決まり手だと思うのですが、きちんと巡業部長が反省しているので次は起こらないだろうと少し安心しました。みなさまも体に気をつけて、年の瀬を乗り切ってください。

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過去20年で携帯電話関連の頭頸部外傷が急増

2019年12月19日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 米国Rutgers New Jersey医科大学のRoman Povolotskiy氏らは、National Electronic Injury Surveillance System(NEISS)データベースを用いて、1998~2017年に救急部門を受診した頭頸部外傷患者の症例を調べ、携帯電話の使用が受傷と関係していたケースを探し出して分析した。そして、外傷の発生率が高かったのは13~29歳の世代で、歩行中のメール使用など注意力散漫が原因と見られる患者が多かったと報告した。結果はJAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌電子版に2019年12月5日に掲載された。

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冬の上腹部痛、忘れてはいけないあの疾患

2019年12月11日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 早いもので、師走ももう半ばですね。あっという間に令和元年も終わってしまいますが、皆様におかれましては新しい令和時代のスタートを、どのように過ごされたでしょうか。 救クリは来年で10周年を迎えることから、その準備で慌ただしくなっています。詳細は年が明けてから記事にしようと思っていますので、令和2年もどうぞよろしくお願いいたします。 今回はおそらく今年最後の記事になりますので、冬にふさわしい症例の紹介で締めくくりたいと思います。

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「舌圧子」使いになろう

2019年12月2日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 卒後何年目であろうと、専門とする領域が何であろうと、「舌圧子」を見たことも、触れたこともないという医師はそうそういないだろう。今回は、そんな舌圧子の使い方について明日役に立つかもしれないトリビアを共有しよう。 そもそもあなたは、よく見かけるディスポーザブルな木製舌圧子の添付文書を読んだことがあるだろうか? 一般医療機器である舌圧子にも、立派な添付文書が存在する。そして、添付文書の冒頭には禁忌が記載されている。舌圧子の禁忌!? それは「口腔、咽頭の検診以外の使用禁止」ならびに「再使用禁止」だ。なるほど、ならば救急外来で創傷に軟膏を塗る際に舌圧子をヘラ代わりに用いるのは禁忌ということか!? よかろ

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薬物乱用患者が救急外来にやって来たら…

2019年12月2日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 前回はドーピング問題を取り上げたが、今回も“お薬関連”の話をする。最近、田代まさしが覚醒剤の所持(共同所持を含めて4回目)、沢尻エリカがMDMA所持の容疑で逮捕されていたことから、救急外来などでの違法薬物反応陽性者の扱いについて改めて考えてみたい。

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局所麻酔薬中毒(LAST)は突然やってくる!

2019年11月8日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

皆さん、リドカイン(商品名キシロカイン)などの局所麻酔薬を使用した経験はありますか? 「ある」と回答された皆さん、「突然」有害事象が起きたとしても、きちんと対応できますか?

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板前さんにキレられた救急医の話

2019年11月7日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 先日、日本酒バー的な割烹(かっぽう)に伺った時の話です。食事が落ち着いて、ゆっくり日本酒を飲みながら板前さんと話していると、仕事の話題になりました。薬師寺が教育にもそこそこ力を入れているという話になった時、板前さんから「理不尽や厳しさに耐えられなければ職人にはなれない」という言葉が出ました。

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コンパートメント症候群って検査でも起こるの?

2019年11月4日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

先日、橈骨動脈アプローチで血管造影を実施した患者さんが、検査から2時間経過した時に、穿刺部周囲の疼痛と腫脹を訴えてきました。確かに軽度の腫脹はありましたが、検査後の一時的な変化と判断しました。でも、先輩に相談すると「コンパートメントかもしれない」と言われ、主治医に報告することになり、皮膚に針を刺したりして、最終的に減張切開を行いました。

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もう創傷処置に困らない! バイブル日本語版が登場

2019年10月31日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 創部をどのように処置するかというのは、意外と悩ましい問題です。おそらく体系化して教わる機会が少ないというのが大きな原因となっていると思われます。道具の使い方や、基本的な運針などは外科研修で学べるかもしれませんが、手術時の創のように創面がきれいではなかったり、ガタガタになっていたり、3角形のフラップやY字型の創みたいに特殊な形をしていたり、異物が混入しているかもしれないんです。

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エビデンスに基づいた「お看取り」を

2019年10月30日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

まず症例を提示します。皆さんも、このような場面に遭遇したこがあるかもしれません。あなたが当直医であれば、どのような看取りを行い、家族にどのような態度で接するでしょうか。

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災害を予測せよ~ハザードチェッカー~

2019年10月24日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 台風19号が大きな爪痕を残していきました。多くの地域で洪水、浸水被害が出ております。堤防が決壊したほか、河川が氾濫し、都心部のタワーマンションの電気系統がダメになり、マンション機能に大幅な制限がかかるなど、これまで住民があまり具体的に想定していなかったと思われる被害も見られました。まだまだ水が引ききらない地域もあり、通り過ぎた災害として振り返るには早いなというのが率直な思いです。しかし、現在すでに南の海上で2つの台風が発生しており、自然は人間の都合など気にかけてくれないというのが現実だと実感しています。

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「セカンドインパクト」にご注意

2019年10月17日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 前回、ラグビーと脳震盪の話をしました。今回は、セカンドインパクト症候群を掘り下げて見たいと思います。

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ラグビーW杯、熱狂と隣り合わせの危険

2019年10月10日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

ラグビーワールドカップでラグビー熱が急上昇していますね。これまでラグビーを見たことがなかった人まで熱狂している様子を見ていると、自国開催のパワーってすごいなと思います。そして何より、このイベントの日のために努力を積み重ね、ラグビーの魅力をバンバン伝えてくる選手の皆様を尊敬する次第です。

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高齢者の「食べられない」に直面したら

2019年10月10日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

高齢者の食べられない問題に明確な答えはありません。私自身も未だに葛藤を抱え続けています。しかしこれは、医師にとって頻回に直面する、避けられない問題です。

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心肺停止で救急搬入、事前のDNAR確認は16.2%

2019年10月7日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

心肺停止で救急外来に搬入される高齢患者のうち、事前のDNAR(心肺蘇生を希望しない意思)の提示が確認された割合は16.2%に過ぎないことが報告されました。

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4歳男児。左手を痛がって動かさない

2019年10月4日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

『日経メディカル』2014年2月号に掲載された救急のクイズです。患児は4歳の男児。受診当日の20時ごろ、7歳の兄と部屋で遊んでいたときに急に泣き出しました。母親が見にいったところ、左手を痛がり、動かさなくなったため、21時に救急外来を受診しました。母親は受傷時の状況を見ておらず、兄に聞いても、よく分からないとのことでした。

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自転車操業!?公立病院再編を促すリスト

2019年10月3日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 厚生労働省が、9月26日に全国の公立病院と公的病院のうち、患者が少なかったり、周辺地域に似たような病院があったりするなどの理由から、再編や統合などを議論すべきだと判断した病院を公表しました。再編しろとも、統合しろとも言っていないのですが、それぞれの医療圏の知事には思うところがいろいろあったようです。山口県知事は「地域ごとに最適な形をさらに議論していきたい」と述べています。鳥取県知事は「福祉と結びつくなど様々な病院のあり方があるのに、それを捨象している。生きる権利を地方から奪うのか」と批判的です。

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医師が電話で「悪い知らせ」を伝えるとき

2019年10月3日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 遠方にいる家族や親族に、電話で「悪い知らせ」を伝えなければならない機会は少なくありません。特に、心肺停止状態で患者が搬送されてくる救急外来では、電話で死亡を伝えないといけない事例に遭遇します。そんな時、あなたならどのように伝えますか。

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なぜ間質性肺炎に緩和ケアが必要なのか

2019年9月26日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

間質性肺炎と聞くと、どうしたらいいのか分からない――。こう感じる方は多いのではないだろうか。今回は、なぜ間質性肺炎に緩和ケアが必要なのか、そしてなぜ緩和ケアを行うことが…

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局所麻酔薬で血液がチョコレートのように!?

2019年9月26日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 9月19日号のNEJM誌に、局所麻酔薬後のメトヘモグロビン血症が掲載されていました。

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デフィブリレータ

2019年9月16日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 解析時間とエネルギー充電時間を短縮することで、胸骨圧迫の中断時間を短くした高性能の半自動除細動器。心室細動と心室性頻拍を連続して解析するアルゴリズムを搭載することで、…

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13歳女性。左前腕から肘にかけての痛み

2019年9月13日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

『日経メディカル』2019年1月号に掲載された救急のクイズです。患者は13歳の女児。バスケットボールの試合中に、ディフェンスを避けようとしたところ相手の足に引っかかり、左腕を下にして転倒しました。直後から、左前腕から肘にかけて痛みが生じたため、救急外来を受診しました。

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「意識消失=TIA」の決めつけ、やめませんか?

2019年9月5日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 今年の夏は、暑いと言えば確かに暑いですが、昨年と比較すると過ごしやすい気がします。もはや感覚が麻痺しているからでしょうか……。 それでも、まだまだ熱中症にはなり得ますし、油断はできません。熱中症における主症状の病態は血液量減少(hypovolemia)です。しかし、未だに一過性意識消失を「一過性脳虚血発作(TIA)」と決めつけてしまう医療従事者がいることには正直驚かされます。昨年11月の薬師寺泰匡氏のコラム『バス運転手の頭部MRI義務化って意味ある?』でも記載があるように、失神の原因は脳以外である場合が大半です。

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結局、ペンタゾシン、使う? 使わない?

2019年9月5日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 前回の「ソセゴンさん」の件で、米盛病院(鹿児島市)の冨岡譲二先生から興味深いコメントをいただきました。

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57歳女性。発熱、両下肢の痛み、爪の変色。

2019年8月23日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

『日経メディカル』2019年4月号に掲載された救急のクイズです。患者は57歳の女性。生来健康でしたが、受診7日前から38℃の発熱、5日前から咳嗽が現れました。近医で経口抗菌薬のクラリスロマイシンを処方されましたが熱は下がらず、4日前から右足関節が腫れて痛むようになりました。受診当日は、左膝の周囲に痛みを伴う皮疹が出て歩けない状態。爪の変色に気付き、救急外来を受診しました。

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惰性のモニタリング、だせーじゃん?

2019年8月22日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 何にでも意味があるからやっているはずなのですが、そうでもなくなることってありますよね。惰性といいますか……。

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延命治療の回避に努めるのが医療者の役割

2019年8月19日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 救急外来など、重症患者の診療にあたる医師は、思わしくない予後や治療の中止などの難しい会話を患者家族としなくてはならない。しかし日本の医師の多くは、そのために必要な訓練を受けておらず、そのことが無益な延命治療を継続する一因と考える、帝京大学の伊藤香氏。その考えを聞いた(文中敬称略)。

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僕なりの弔い方と線香の香り

2019年8月15日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 お盆ですね。サンスクリッド語のウランバナ由来の盂蘭盆会、略してお盆。盆の上に精霊、祖先の霊に対する供物をしていたところ、盆という言葉がそのまま霊を意味するようになり、盆さんが帰ってくるとかいう言い方になりました。

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京アニ火災に思う「守秘義務」の重さ

2019年8月8日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 京都アニメーションの事件に関して、京都府警が2019年8月2日に犠牲者のうち10人の氏名を公表しました。これを受け、8月3日付の各新聞紙面に、一斉に顔写真付きで犠牲になった方の情報が載りました。公表後、府警を通じて1人の方の家族から「匿名に変更したい」との要望があったそうですが、そのまま実名で報道されています。

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「こちらの患者さん、英語しか話せません」の処方箋

2019年8月6日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 皆さん、外国語で診療した経験はありますか? 東京オリンピック、大阪万博などのイベントを控え、今後も訪日外国人数は増加が見込まれます。それに伴い、日本の医療現場でも日本語以外の言語で診療する機会が増えることが予想されます。アジア圏など、英語が使えない方の診療については別項に譲るとして、今回は多くの皆さんの“第2言語”である英語での診療について、知っているとちょっとお役に立つかもしれないTipsをご紹介したいと思います。

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「こちらの患者さん、英語しか話せません」の処方箋

2019年8月6日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 皆さん、外国語で診療した経験はありますか? 東京オリンピック、大阪万博などのイベントを控え、今後も訪日外国人数は増加が見込まれます。それに伴い、日本の医療現場でも日本語以外の言語で診療する機会が増えることが予想されます。アジア圏など、英語が使えない方の診療については別項に譲るとして、今回は多くの皆さんの“第2言語”である英語での診療について、知っているとちょっとお役に立つかもしれないTipsをご紹介したいと思います。

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火事の広範囲熱傷で再認識する臓器としての皮膚

2019年8月1日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 アニメーション会社にガソリンで放火された事件、僕はアニメが好きですし、京都アニメーションの作品の中にも大好きなものがあり、衝撃を受けています。亡くなられた方々、そしてその家族の皆様の悲しみに想いを馳せつつ、助かった人たちや、京都アニメーションがなんとか再び立ち上がっていくことを願うばかりです。

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死亡診断いつするの!? 自分なりのやり方は…

2019年7月25日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 テレビドラマなどで、医師が死亡を宣告する場面が流れることがあります。多くの場合、お話ができなくなって息を引き取ったことを確認するか、モニターが心静止となったことを確認して死亡の事実を告げるという場面になるかと思います。

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高感度トロポニン2回測定のリスク予測ツール

2019年7月19日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 救急受診患者の心筋梗塞を除外するためには、臨床症状と心電図所見に加えて、心筋トロポニンの複数回の測定が欠かせない。ドイツHamburg大学Heart CenterのJohannes T. Neumann氏らは、受診時すぐと時間を置いて再測定した高感度トロポニンIまたはTの値を用いて、心筋梗塞の確率と受診から30日以内のアウトカムを予測するツールを開発した。詳細は、NEJM誌2019年6月27日号に報告された。

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胃瘻は必要だけど「PEGの造設」には反対!

2019年7月18日 日経メディカル Online 救急医療・集中治療

 救急と胃瘻は無縁と思われるかもしれませんが、意外と多くの方に胃瘻を導入することがあります。いずれ抜去可能だろうと思う状況(外傷で嚥下ができないけど将来的に機能改善が見込まれる場合とか)や、神経疾患で嚥下ができないけど身体はある程度元気といった状況などで導入することが多いです。

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