精神・神経

心筋梗塞患者のせん妄治療に何を使う?

2018年4月17日 日経メディカル Online 精神・神経

 入院患者に抗精神病薬が処方される場合の目的として最も多いのが、せん妄関連の昂奮の管理だが、その場合の安全性については十分に評価されていない。米Harvard大学医学部のYoonyoung Park氏らは、急性心筋梗塞で入院した患者に、ハロペリドールを処方すると、非定型抗精神病薬を投与した場合に比べ、7日間の院内死亡率が上昇すると報告した。結果はBMJ誌電子版に2018年3月28日に掲載された。

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対側のC7神経移植で慢性的な片麻痺が改善

2018年1月17日 日経メディカル Online 精神・神経

 脳卒中や外傷による大脳半球の損傷によって、片側の上肢に慢性的な麻痺がある患者を対象に、正常に機能する側の第7頸神経(C7)を麻痺側につなぐ手術の有効性を検討した上海・復旦…

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レビー小体型認知症の診断、改訂ポイントは?

2018年1月12日 日経メディカル Online 精神・神経

 2017年6月にレビー小体型認知症に関する国際ワークショップがレビー小体型認知症(DLB)の臨床診断基準第4版(以下、改訂版と略す)を公表しました。今回の改訂版を基にレビー小体型…

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非定型抗精神病薬:アリピプラゾールのシェアが漸増

2018年1月6日 日経メディカル Online 精神・神経

 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、非定型抗精神病薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、45.3%の医師がリスペリドン経口薬(商品名リスパダール他)と回答した。第…

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認知症患者に睡眠衛生指導は有効か?

2017年12月22日 日経メディカル Online 精神・神経

 認知症診療で家族あるいは介護施設から相談を受ける主な行動障害・精神症状は、睡眠障害と暴言・暴力行為だと思います。睡眠障害は、患者もつらいかと思いますが、それ以上に夜間…

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てんかん発作を直前に予測し服薬で抑制する技術

2017年12月13日 日経メディカル Online 精神・神経

 先日、興味深い研究開発プロジェクトのキックオフに立ち会った。てんかん患者の発作を心拍変動から予測し、発作の10分程度前にアラートを鳴らすという日本医療研究機構(AMED)のプ…

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レビー小体病理で脳幹を回避して大脳皮質に進むケースもある

2017年12月8日 日経メディカル Online 精神・神経

 レビー小体型認知症は、レビー小体病の一種で、その病理は嗅球で初発するとされているが、その後の進展には不明な点も多い。そこで公立松任石川中央病院(石川県白山市)神経内科…

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有効な薬剤開発を目指して認知症早期段階の定義確立進む

2017年12月6日 日経メディカル Online 精神・神経

 「アルツハイマー病の治療薬開発を目指して、バイオマーカーを用いて認知症早期段階を詳しく定義しようという動きが進んでいる。最も新しいものは、症状とは無関係に、アミロイド…

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「早期診断が重要」って本当にできるの?

2017年11月17日 日経メディカル Online 精神・神経

 今回から数回にわたって「認知症診療の本音と建前」について考えていきたいと思います。最初にお断りしておきますが、相当辛口の論調になるかと思いますのでどうかご容赦いただけ…

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欧州で手術を受けたてんかん患者の病理診断

2017年11月17日 日経メディカル Online 精神・神経

 独Erlangen大学病院のIngmar Blumcke氏らは、1990〜2014年に欧州12カ国で外科的治療を受けた薬剤抵抗性焦点性てんかん患者の切除標本の組織病理学的診断について分析したところ、診断名は計3…

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詐病と転換性障害と身体化障害と虚偽性障害の違いは?

2017年11月6日 日経メディカル Online 精神・神経

 「交通事故に遭った後、左手が動かないと訴えるが、それを説明できるだけの所見がない。補償の問題も複雑になっていると聞いているが、嘘をついているのだろうか」――。あるとき…

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抗認知症薬の使用・選択の5つの考え方

2017年10月27日 日経メディカル Online 精神・神経

 2017年8月に「認知症疾患 診療ガイドライン2017」(以下、診療ガイドライン)が発刊されました。今回は、このガイドラインに掲載されているアルツハイマー型認知症の薬物療法と道路…

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ガイドライン外来診療◆認知症

2017年10月13日 日経メディカル Online 精神・神経

認知症の治療・ケアは原因疾患に基づいて行う。根治が困難な認知症に対しては、患者と家族のQOLの維持・改善を目標とする。介護サービスなどを積極的に利用して、廃用症候群を予防す…

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抗うつ薬を中止すると不安障害の再発率上昇

2017年10月12日 日経メディカル Online 精神・神経

 不安障害に対する治療の第一選択は、認知行動療法と抗うつ薬だ。不安障害患者の半数以上が薬物療法を受けるが、長期的な転帰への影響は明らかではない。オランダAmsterdam自由大学医…

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患者も医師も「たかが頭痛」からの脱却を

2017年9月29日 日経メディカル Online 精神・神経

 片頭痛患者と頭痛専門医が患者のQOLを考える日本で初めての会合が、このほど都内で開催された。同会合に参加するため来日した、米国メイヨークリニック医科大学神経内科学教授で、…

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ガイドライン外来診療◆うつ病

2017年9月29日 日経メディカル Online 精神・神経

診断名を伝え、医学的な治療の意義について説明する。患者の背景と病態を理解し、治療方針を立てるために、少し時間をかけて、既往歴、家族歴、現在の状態に至る流れ、病前性格、適…

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免許更新時、認知症の診断ができないケースとは

2017年9月22日 日経メディカル Online 精神・神経

 前回、運転免許更新に関連した診断書の疑義事例では、診断書作成の手順や決まり事を医師が理解していない実情を紹介しました。今回は、認知症の診断ができていない事例を中心に解…

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ガイドライン外来診療◆不眠症

2017年9月22日 日経メディカル Online 精神・神経

不眠症状に加え、日中の機能障害があることが、治療開始の目安となる。睡眠習慣を把握し、睡眠衛生指導を必ず行う。睡眠衛生指導――規則正しい食生活と定期的な運動を。年齢に応じ…

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片頭痛予防薬で治せるめまいを見逃すな

2017年9月15日 日経メディカル Online 精神・神経

 めまいと頭痛が合併しやすいことを日々の診療で実感している医師は少なくないだろう。めまいのみを主訴に来院した患者でも片頭痛が聞きだせれば、片頭痛の予防薬でめまいを改善で…

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アルツハイマー病予防に科学の尺度を

2017年9月5日 日経メディカル Online 精神・神経

 現在、日本の認知症患者の数は約500万人、認知症の前段階とされる軽度認知障害の患者数は400万人を超えるとみられています。肉親が認知症に罹患し、介護のために自らのキャリア継続…

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「なじみ」の重要性訴える認知症ケアの第一人者

2017年8月31日 日経メディカル Online 精神・神経

「若月賞」は、全国の保健、医療、福祉の分野で「草の根」的にしっかりと活動している方を讃える賞だ。今年は、先月のコラムでご紹介した川崎医療生活協同組合川崎協同病院外科部長…

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免許更新時の診断書では過小診断の傾向アリ?

2017年8月25日 日経メディカル Online 精神・神経

 2017年3月12日、75歳以上の高齢運転者の免許更新の厳格化を目的に、改正道路交通法が運用開始となりました。今回の改正における最大の問題点は、更新希望者に義務付けられている認知…

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アメフト選手の大半は慢性外傷性脳症だった

2017年8月21日 日経メディカル Online 精神・神経

 アメリカンフットボールのようなコンタクトスポーツは、慢性外傷性脳症(CTE)のリスクを上昇させる可能性がある。米Boston大学医学部のJesse Mez氏らは、学術研究用の脳バンクに遺体を…

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すきまを埋める精神科産業医の意義と限界

2017年8月2日 日経メディカル Online 精神・神経

 最近、精神疾患が原因で長期休職するビジネスマンが増え、産業医が精神面の問題に対応を迫られることが多くなった。先日、産業医関係の研究会でも、「精神科産業医の非常勤雇用を…

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糖尿病性認知症の特徴と発症メカニズム

2017年7月12日 日経メディカル Online 精神・神経

 糖尿病性認知症とは、どのような病態を指すのか。東京医科大学高齢診療科主任教授の羽生春夫氏に聞いた。

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免許更新時「認知症のおそれ」の18%が認知症

2017年7月5日 日経メディカル Online 精神・神経

 3月12日の改正道路交通法の施行から5月末までの81日間で、免許更新時の認知機能検査を受検した75歳以上の高齢者は41万6608人。そのうち「認知症のおそれ」(第1分類)と判定された人は…

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アルツハイマー治療薬開発が進まない理由

2017年6月23日 日経メディカル Online 精神・神経

 アルツハイマー型認知症は根治的治療の開発が待たれる疾患の一つ。世界各国で創薬研究が進んでいるが、第一相試験でストップしたり、予期せぬ副作用が生じて開発が中止される事例…

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病歴からアルツハイマー型認知症を鑑別できるか

2017年6月9日 日経メディカル Online 精神・神経

 認知症を専門とされない先生方にとって認知症診療で最も厄介なことは物忘れを主訴に受診・相談に来た患者さんが、認知症に進展しているのか、あるいはいまだ加齢に伴う物忘れの段…

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設定したペルソナで患者の物語を追体験

2017年6月9日 日経メディカル Online 精神・神経

 皆さんは、自分が担当する患者が診察室や病院の外でどんな生活をし、どんな思いをしているか、ご存じだろうか。筆者は企業の専属産業医として、日々病院の外で患者(従業員)と向…

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「うつから復帰後、やる気が出ません」

2017年6月1日 日経メディカル Online 精神・神経

 20代後半女性、某マイナー科で後期研修中のタナカ(仮)です。初期研修の後半にうつになり、1カ月ほど休職。以降は休職もせず何とか働けており今に至ります。この過程で元々志望し…

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「軽度認知障害」を実臨床で診断できるか

2017年5月12日 日経メディカル Online 精神・神経

 認知症診断に関する講演会で「軽度認知障害をどう診断したらよいのでしょうか」「軽度認知障害と診断したとき、抗認知症薬を開始したほうがよいのでしょうか」など軽度認知障害(…

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カナダの抗うつ薬適応外使用実態調査

2017年3月23日 日経メディカル Online 精神・神経

 プライマリケアでの抗うつ薬の適応外使用の現状について検討し、適応外使用を支持するエビデンスがあるかどうかを明らかにするために、電子的処方システムに登録されている情報を…

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改正道交法絡みの問題は「日医がバックアップ」

2017年3月9日 日経メディカル Online 精神・神経

 3月12日の改正道路交通法施行を前に日本医師会がまとめた『かかりつけ医向け 認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引き』について、日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏…

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「認知症を強固に否認するケースは警察に相談を」

2017年3月6日 日経メディカル Online 精神・神経

 日本医師会はこのほど、3月12日の改正道路交通法施行を前に「かかりつけ医向け 認知症高齢者の運転免許更新に関する診断書作成の手引き」をまとめた。運転免許証更新に関わる診断…

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改正道路交通法で診断書作成は断れる?

2017年2月3日 日経メディカル Online 精神・神経

 前回は、認知症診療に関係する道路交通法の概要について堅苦しい内容の記載となりましたが、今回から3月12日に施行される改正道路交通法が臨床の現場に及ぼす影響と、われわれ臨床…

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カルテ解析で精神疾患患者の予後を予測

2017年1月11日 日経メディカル Online 精神・神経

 「前に似た患者がいたけど、どの人だったかな」。参考のために過去の患者のカルテを見ようと思っても、精神疾患診療では、それがとても難しい。精神疾患患者のカルテの記載は自由…

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抗認知症薬を処方する際の3つの悩み

2017年1月6日 日経メディカル Online 精神・神経

 認知症の治療を行う際、ガイドラインは必ずしも実臨床では役に立たないこと、臨床試験と現場の治療では異なることが多いことを述べてきました。今回は、実臨床では抗認知症薬の薬…

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私が考えるメマンチンの上手な使い方

2016年12月23日 日経メディカル Online 精神・神経

 前回の連載では、ガイドラインやメタ解析は進むべき方向を示してくれますが、実際にどの道を選択したら良いかは教えてくれないことを説明しました。引き続き今回も、実臨床での抗…

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検査異常なし、解熱薬無効の機能性高体温症

2016年12月19日 日経メディカル Online 精神・神経

「強いストレスや慢性的なストレスにより体温が上昇する、機能性高体温症(心因性発熱)を知ってほしい」。こう強調するのは、九州大学心身医学准教授の岡孝和氏。機能性高体温症は…

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向精神薬になったデパス、処方はどうする?

2016年11月22日 日経メディカル Online 精神・神経

 2016年10月14日、新たに第3種向精神薬に指定されたエチゾラム(商品名デパス他)とゾピクロン(アモバン他)。11月1日から、保険医による投与期間の上限は2剤とも30日分とされた。処方…

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センサーと人工知能で精神科疾患が診察できる!

2016年11月10日 日経メディカル Online 精神・神経

 これまで、重症度や治療効果を測る明確な客観的指標が存在しなかった精神科医療を、デジタル技術が大きく変えようとしている。診察時の患者の表情やしぐさ、声を定量的に分析して…

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医師の初期研修、精神科を学ぶべき理由

2016年10月28日 日経メディカル Online 精神・神経

 最近、精神科を専門としない医師による精神科薬の不適切使用に時に出会う。まず、薬物療法を行うべきかどうかという判断で、安易に処方を始める非精神科医がいる。「うつ病は抗う…

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糖尿病合併の認知症患者をどう診るか

2016年10月21日 日経メディカル Online 精神・神経

 この数年、「壮年期に見られる高血圧は老年期の認知症発症のリスクを高める」「糖尿病はアルツハイマー型認知症のリスク因子である」など、認知症と生活習慣病の関連性が提唱され…

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アルツハイマー病の自然経過は予測できる

2016年10月18日 日経メディカル Online 精神・神経

 癌以外の疾患は予後予測が難しいと一般にいわれるが、認知症の中でもアルツハイマー病の経過には均一性、共通性があると考えられている。アルツハイマー病をはじめとする認知症の…

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同居、独居別の悪徳商法対策とは

2016年10月7日 日経メディカル Online 精神・神経

 今回は、悪徳商法や、悪質な訪問販売への対策を、家族と同居している場合と独居の場合とに分けて考えてみたいと思います。

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認知症患者を狙った悪徳商法の実態

2016年9月16日 日経メディカル Online 精神・神経

 認知症診療を行っていると、介護家族から、「(患者さんが)悪徳商法にだまされた」「訪問販売で高価なものを買わされたので困っている。どうしたらよいか」と相談を受けることが…

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ガイアが俺に「もっと働け」とささやいている

2016年9月15日 日経メディカル Online 精神・神経

やれやれ、どうやら今夜も俺のメス(言葉)がお前を緊急手術(カウンセリング)することになりそうだ。安心しろ、涙をどれだけ流してもショックになった奴はいない。涙のインアウト…

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なぜ相模原事件の被害者の名前は伏せられたのか

2016年9月9日 日経メディカル Online 精神・神経

精神科単科病院の身体合併症病棟という、一般の医療者とはやや異なる少し特殊な状況で診療をしてきました。その経験をご紹介することを通じて、精神科というものの実態を知っていた…

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日本一こじらせた男が語る20代の過ごし方

2016年9月1日 日経メディカル Online 精神・神経

 悩める研修医の皆さんこんにちは! 毎度おなじみ人生ライフ向上塾のお時間がやってまいりました。さて、今回は初期研修1年目の方には少し気が早いかもしれませんが、「3年目の進路…

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原因不明の周辺症状は迷わず専門医に相談を

2016年8月29日 日経メディカル Online 精神・神経

 アルツハイマー型認知症と診断したら、中核症状である物忘れの進行を抑制するため、抗認知症薬であるコリンエステラーゼ阻害薬の投与を検討する。このとき最も大切なのは、家族に…

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